こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。
海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。
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2023年4月、我が家とすれ違いで米Webull証券が日本に進出し、ウィブル証券として、米国株の取引を主力としたサービスを開始しました。
米Webull証券は、2017年に設立されたばかりの新進気鋭の証券会社ながら、初心者でも使い勝手の良い株取引&手数料無料で人気を博し「StockBrokers.com」の評価では2023年度-第8位の高評価を得ています。
他の証券会社と同様に、海外移住時に継続して利用できないというデメリットはあるものの、口座維持費無料で米国の7,000銘柄以上の株/ETFに幅広くアクセスできる点が魅力です。
米国株に加え、日本株にも対応し、次は中国や香港、将来的にはロンドンやシドニーなどの世界の取引所での取引対応も視野に入れているとのこと。
海外移住をするつもりがなく、日本から世界中の中型・小型株投資にチャレンジしたい方にとっては、ゲームチェンジャーとなる可能性を秘めているウィブル証券。
今回の記事では、Firstradeの愛用者の目線から「ウィブル証券が提供するサービス」について調査します。
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ウィブル証券(米Webull)の概要
米Webull証券は、取引手数料の無料化と使い勝手の良いアプリにより、米国だけでなく、世界3,500万人が利用するスマホに特化した証券会社です。
高度なチャート、市場前後の取引、豊富な教育リソースなど、初心者から経験豊富な投資家まで対応できるよう設計された一連の機能を提供しています。
日本人投資家がウィブル証券を利用する利点
米国市場へのアクセス
日本の投資家にとってのウィブル証券の主な利点の一つは、米国市場へのアクセスです。
米国発の証券会社として、株式・ETFをあわせ7,000銘柄以上の取引が可能です。
(※完全網羅ではなく、一部取り扱いのない銘柄もあります)
ご自身の投資スタイルに合わせて、こだわりのあるマニアックな銘柄や海外で話題となっている最新の銘柄など、今まで購入することが難しかった銘柄も購入しやすくなるはず!
公式サイト
>> ウィブル証券|取扱銘柄 検索ツール
高度なトレーディングツール
ウィブル証券は、投資家が十分な情報に基づいた意思決定を行うのに役立つ高度なトレーディングツール群を提供しています。
これらには、リアルタイムの市場データ、テクニカル分析ツール、リスクなしで戦略を練習するための強力な取引シミュレーターが含まれます。
使いやすいインターフェース
ウィブル証券では、アプリに特化し、投資初心者でも簡単に取引ができるように設計されています。
プラットフォームは直感的でナビゲートしやすく、ユーザーは簡単に投資を管理することができます。
教育リソース
ウィブル証券は単なる取引プラットフォームではなく、学習リソースでもあります。
教育的な記事、チュートリアル、取引戦略を議論するためのコミュニティフォーラムなど、ユーザーが市場を理解するための豊富な情報を提供しています。
日本人投資家がウィブル証券を利用する際の注意点
米国版との違い
ウィブル証券は米国の規制に準拠していますが、日本の投資家は、日米間の金融規制などの違いから課題に直面する可能性があります。
また、取引手数料は 米:無料 → 日本:0.25 → 0.20%(23年10/16〜) と有料となります。
ただし、2023年4月の日本上陸を記念して、口座開設後3ヶ月間の”手数料無料”キャンペーンを実施中です!高配当株など、保有額に応じた配当金が得られるお銘柄は、優先的に購入しておきましょう。【キャンペーン終了時期未定】
また、米国版で提供される暗号資産の取り扱いもありません。
必ずしも米Webull証券と全く同じサービスが提供されるわけではないことを念頭に置いておきましょう。
タイムゾーンの違い
米国市場での取引は時差への対応を意味し、日本の投資家にとって課題となる可能性があります。
米国市場は東部標準時で運営されており、日本標準時より14時間遅れています。つまり、日本の投資家にとって、米国市場は夜遅くに開き、早朝に閉まることになります。
実際の取引時間
標準時間 (11月-3月) | 夜23:30〜 翌朝6:00 |
サマータイム (3-11月) | 夜22:30〜 翌朝5:00 |
ウィブル証券と競合比較
ウィブル証券とその他オンライン証券会社との米国株取引に関する特徴をまとめてみました。
項目 | ウィブル証券 | 楽天証券 | SBI証券 | DMM 株 | Firstrade証券 | |
手数料 | 為替 | 片道15銭 | 片道25銭 | 片道25銭 | 片道25銭 | セルフ |
売買(税込) | 0.22% | 0.495% | 0.495% | 無料 | 無料 | |
上限手数料 | 上限なし | $22.00 | $22.00 | – | – | |
配当金 | 受取通貨 | ドル建て | ドル建て | ドル建て | 円建て | ドル建て |
取扱銘柄 | 個別銘柄 | 不明 | 4,800超 | 5,600超 | 2,000超 | 5,900超 |
ETF | 不明 | 400超 | 360超 | 280超 | 3,000超 | |
合計銘柄数 | 7,000超 | 5,200超 | 5,960超 | 2,280超 | 8,900超 | |
うち手数料無料 | なし | 15銘柄 | 9銘柄 | 全銘柄 | 全銘柄 | |
サービス | NISA口座 | × | ◯ | ◯ | ◯ | × |
特定口座 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | |
対象居住地 | 日本のみ | 日本のみ | 日本のみ | 日本のみ | 28カ国 |
ウィブル証券は、国内証券会社とも、海外証券会社とも違うユニークなポジションに位置しています。
詳しく見ていきましょう!
国内証券会社との比較
国内証券会社と比較した際のメリット・デメリットは、以下の通り。
ウィブル証券のメリットは、為替手数料が他よりも安く、取引手数料も大手証券会社の約半額。
取り扱い銘柄数も国内の証券会社としてカバー率が高いです。
一方、手数料に上限がないのですが、楽天・SBIの上限額手数料である$22を上回るに$8,000以上の取引が必要です。つまり、一度に100万円以上の取引をしない限りは、損をすることはありません。
日本の証券会社と比較した場合の一番のデメリットは、現時点でNISA口座に対応していないこと。
NISA枠で米国株を購入したい場合は、米国株/ETFの取引手数料が無料となるDMM 株などを併用しましょう。
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米国証券会社の比較
ウィブル証券 vs. Firstrade
Firstradeは、ウィブル証券と同様、米国で人気のあるオンライン証券会社ですが、日本の投資家が考慮すべき重要な違いがあります。
両者の主な違いは、次の通りです。
ウィブル証券 | Firstrade | |
---|---|---|
取引手数料 | 0.20% | 無料 |
米国株/ETF | 7,000銘柄 以上 | 米国市場 全銘柄 |
日本株 | 東京証券 全銘柄 | なし |
特定口座 | 利用可 | なし |
対応通貨 | 日本円/米ドル | 米ドル |
海外居住時 | 要閉鎖 | 28カ国 対応 |
株式移管 | 現状不可 | 対応 |
創設 | 2017年 | 1985年 |
まず、米国内では、両者とも取引手数料が無料ですが、日本版のウィブル証券では、約定金額の0.25 → 0.20%(23年10/16〜) の取引手数料が必要になります。
Firstradeの有利な点は、歴史が長く、海外移住や株式移管(証券会社の乗り換え)にも対応していることです。
一方、ウィブル証券の有利な点は、同じアカウントで日本株も取引可能で、特定口座(源泉徴収あり)が利用できるため、確定申告作業を簡略化することができます。
Webull vs. Interactive Brokers(IB証券)
インタラクティブ・ブローカーズ(IB証券)は、米国でもトップクラスの人気を誇る証券会社であり、Firstradeよりも幅広いサービスを提供しています。
両者の違いは、次の通りです。
ウィブル証券 | IB証券 | |
---|---|---|
取引手数料 | ※3ヶ月無料 | $0.0055/株 ※最低$1.1 |
料金体系 | シンプル | 複雑 |
対応通貨 | 日本円/米ドル | 日本円 |
投資の選択肢 | 限定的 | 幅広い |
操作画面 | 初心者向き | プロ向き |
インタラクティブ・ブローカーズは、より幅広い投資オプションとより高度な取引ツールを提供しているが、そのプラットフォームは初心者には複雑かもしれません。
1株あたりの手数料は1円未満と格安ですが、200株未満の取引はすべて、$1.1(約150円)の手数料が必要です。
一般的には、1株あたり数千円はするので、個人投資家にとっては手数料の負担が大きい料金体系になっています。
どのような日本人投資家がウェブルを使うべきか?
ウィブル証券には、いくつかの利点がありますが、すべての人にオススメできるわけではありません。
米国株/ETF、特に最新銘柄や専門的な銘柄の取引に興味があり、高度な取引ツールにアクセスしたい方、使いやすいインターフェースを好まれる方には、ウェブル証券が適しているかもしれません。
TradingViewやSeeking Alphaといった分析ツールの有料版のかわりとして、取引ツールの性能をを目当てに口座開設をする人もいるようです。
しかし、より幅広い投資オプションを必要とする投資家や、NISAやiDecoなどの国内の節税の仕組みを利用したい投資家は、他の選択肢を検討することをオススメします。
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ウィブル証券でオンライン株取引の世界をナビゲートする
今回の記事では、Firstradeの愛用者の目線から「ウィブル証券が提供するサービス」について調査しました。
ウィブル証券が、国内証券会社にはないユニークな機能を提供していることは明らかです。高度な取引ツール、ユーザーフレンドリーなインターフェイス、米国市場へのアクセスなど、ウィブル証券は投資戦略の多様化を目指す投資家にとって魅力的な選択肢を提示しています。
しかし、どのような投資判断にも言えることですが、投資家各自が個々のニーズ、リスク許容度、投資目標を考慮することが極めて重要です。ご自身の運用方針について、よく検討した上で、利用するか否かを判断してみてください。
ではまた!
よくある質問 – FAQs
ウィブル証券は日本でも利用できますか?
はい、ウィブル証券は最近日本にもサービスを拡大しました。
日本にいながら ウィブル証券 で米国株の取引ができますか?
はい。日本の投資家にとって、ウィブル証券は米国市場にアクセスできることが大きな利点の一つです。
ウィブル証券は新規投資家向けの教育リソースを提供していますか?
はい、ウィブル証券 は記事、チュートリアル、コミュニティフォーラムなど、豊富な教育リソースを提供しています。
ウィブル証券は他の米国証券会社と比較してどうですか?
Webull、Firstrade、Interactive Brokersにはそれぞれ強みがあります。
ウィブル証券はユーザーフレンドリーなインターフェースと高度な取引ツールで際立っており、Firstradeは海外移住社への柔軟な対応を提供し、Interactive Brokersはより幅広い投資オプションを提供しています。
ウィブル証券はすべてのタイプの投資家に適していますか?
ウィブル証券にはいくつかの利点がありますが、米国株の取引に興味がある投資家、高度な取引ツールにアクセスしたい投資家、ユーザーフレンドリーなインターフェースを好む投資家には特に有益です。
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