こんにちは、ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。
海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。
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先日、日本の銀行の送金手数料は40年以上変わっていないという事実を知り、日本の銀行に対する絶望感が更に増してしまいました。
銀行間の送金手数料引き下げを 首相が検討指示 #nhk_news https://t.co/HLZer1XYWa
— NHKニュース (@nhk_news) June 16, 2020
海外移住をするにあたって、日本の証券口座は利用できなくなるし、銀行に預けていても金利は雀の涙。とは言え、移住予定のマレーシアの銀行にすべて預けるのもちょっと怖い。
というわけで米国ユニオンバンクの口座を開設し、3カ国にお金を分散しました。
海外送金にはWiseを利用しているのですが、実は、送金手数料自体は他社と比べて高いんです!
今回の記事では手数料は高いけど、一番オトクなWiseのヒミツを深堀りしてみたいと思います。
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海外送金が”安い”Wiseの安さのヒミツ
ずばり、安さのヒミツは「為替レート」にあります。
こちらは7,000ドルの海外送金をシュミレーションした結果です。
サービス名 | 手数料 | 為替レート | 支払額 | 差額 |
Wise | ¥4,843 | ¥106.14 | ¥747,810 | ¥0 |
楽天銀行 | ¥1,750 | ¥108.26 | ¥759,570 | -¥11,760 |
MoneyTransfer | ¥1,000 | ¥108.55 | ¥760,870 | -¥13,060 |
PayForex | ¥0 | ¥110.81 | ¥775,670 | -¥27,860 |
PayPal | ¥499 | ¥112.38 | ¥787,145 | -¥39,335 |
海外送金の精鋭ぞろいのため、Wiseはダントツで手数料が高いのですが、最も多くの「受取額」を得ることができています。
Wiseの「為替レート」のヒミツを理解するためには、まず既存の為替レートの仕組みを知る必要があります。
銀行の海外送金が高い理由
銀行で行う海外送金には4つのコストが発生しています。
①送金手数料 | 送金銀行に支払う手数料 |
②受取手数料 | 受取銀行に支払う手数料 |
③中継銀行手数料 | 中継銀行が徴収する手数料 |
④為替手数料 | 通貨両替で発生する手数料 |
①〜③に関しては、関係企業の足し算で手数料が高くなるのは一目瞭然です。
ただ基本は固定費なので、いくら支払うのかがわかりやすいのでまだマシです。
一番問題なのは、いくら支払ったのかが非常にわかりにくい為替手数料です。
日本で外貨両替に使われる「為替レート」は、主に3種類あります。
- TTM:午前9時55分に決まる1日の基準為替レート
- TTS:TTM+手数料:日本円→外貨に交換する時
- TTB:TTM−手数料:外貨→日本円に両替する時
そして、日本円→外貨に両替する場合は「TTS」が基準となり、
例えば、アメリカに10,000ドルを送金したい場合はこんな感じです。
受取額:10,000ドル
TTS:108円
手数料:3,000円
支払額:1,083,000円
さて、海外送金にかかったコストはいくらでしょうか?
3,000円、、、ではありません。
答えは、TTMをもとに計算しないとわかりません。
仮にTTMが107円だった場合、手数料は1円なので、
10,000ドル×1円=10,000円 が為替手数料になります。
この為替手数料は、あえて明細に記載しなければ「隠れコスト」として、一般のユーザーは気づくことなくスルーしてしまいがちです。
なぜWiseの海外送金は安いのか?
それは創業者の2人が考えたシンプルな節約術から始まりました。
※実際にはヨーロッパでの出来事ですが、今回はイメージしやすいように日本とアメリカに置き換えてみます。
私は外資系企業に勤めており、ドルで給料をもらっています。生活に必要なお金は、ドルを日本円に両替して使っています。
私はアメリカ人ですが、日本企業に勤めており、日本円で給料をもらっています。アメリカに家があるので、ローンの支払のため、日本円をドルに両替して送金しています。
この二人は、ある日偶然バーで知り合い、両替の”手間”と”手数料”に対する愚痴で意気投合し、その場で為替レート(ミッドマーケットレート)を調べ、お互いにいらない通貨をお互いの口座に振り込みあいました。
その後も二人は毎月相互送金を続け、やがて同じ悩みを抱える人たちを救うべく立ち上がったのでした。
本来の創業ストーリーは、公式サイトでご確認下さい。
https://transferwise.com/jp/about/our-story
Wiseの「為替レート」の安さのヒミツは、
「お互いの”不要な通貨”を交換し合うのだから、お互いに手数料はいらないよね」という、創業者自身の取引体験がベースとなっているからです。
ユーザーがWiseに支払う手数料は、あくまで自分がほしい通貨を持つ友人を探すためのマッチングシステムの利用料であって、為替手数料ではありません。
だからこそ、ユーザー同士が公平に通貨を交換できるミッドマーケットレートが採用されており、両替コストは不要なのだと考えます。
まとめ
本日は「海外送金が安いWiseの安さのヒミツ」について、深堀りしてしてみました。
創業者自身の「海外送金の手数料が高いことに対する不満」がそのまま形になった会社なので、お得な送金ができて当たり前!
40年間、進化しない日本の銀行が変わるのは無理そうなので、、、ユーザーファーストで進化し続けるWiseをぜひご利用下さいませ!
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中長期的には円安に向かう可能性が高い中、現在は幸い円安です。海外送金が必要な方は、少しでもお得な今のタイミングを活かして、トランスファーワイズでの海外送金をぜひ一度試してみて下さい!