アジアに強い海外送金アプリ「Instarem(インスタレム)」完全ガイド：日本人ユーザーのための徹底解説

こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん（@nomadkazoku）です。

2023年4月から、約2年ほどクアラルンプールで暮らしています。

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海外送金の方法が大きく変わりつつある今、従来の銀行送金に比べて手数料が安く、送金スピードも速いシンガポール発のFintech企業「Instarem(インスタレム)」が注目されています。

今回は「Instarem」に焦点を当て、日本人ユーザーの視点から、その特徴や機能、利用シーンに応じたメリットを詳しく解説していきます。

Instaremの基本情報と特徴

Instarem（インスタレム）は、2014年にシンガポールで設立されたFintech企業が提供する海外送金サービスです。特にアジア太平洋地域での送金に強みを持ち、日本を含むアジア諸国での利用者が増加しています。

日本人ユーザーにとって、シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナムなどの東南アジア諸国への送金が多い場合、Instaremは手数料面でもスピード面でも非常に魅力的な選択肢となります。

また、利用するほどにポイントが貯まる「InstaPoints」システムを採用しており、長期的な利用でさらにコスト効率が高まる設計になっています。日本での金融庁登録も完了しており、安心して利用できる点も大きなメリットです。

手数料と為替レートの詳細分析

送金手数料の構造

Instaremの手数料体系は、送金額の0.25%～1%という低水準を維持しています。

為替レートの透明性

Instaremは、ロイター社提供の中間市場レートに対し、0.3%～0.6%の上乗せを行っています。これは市場平均と比較しても競争力のある水準です。

Instaremの強みは独自のポイント還元制度にあります。

送金額に応じて付与される「InstaPoints」は将来の送金手数料に充当でき、実質的なコストを下げる効果があります。特に定期的に送金する方にとっては、このポイント制度が長期的に大きなメリットとなります。

送金の速度・種類・安全性

送金にかかる時間

Instaremの送金速度は一般的に「数時間～2営業日」となっていますが、特筆すべきは特定のアジア地域への送金が非常に速い点です。

これは、Instaremがアジア地域における現地金融機関との提携を強化しているためで、日本からアジア各国への送金が多いユーザーには大きなメリットとなります。

対応国と通貨の幅広さ

Instaremは約10通貨、60か国以上への送金に対応しています。特に日本人の送金ニーズが高いアジア太平洋地域の通貨への対応が充実している点が魅力です。

セキュリティ対策

Instaremは日本の金融庁に正式登録（関東財務局長 第00073号：ＮＩＵＭ　Ｊａｐａｎ株式会社）されており、第一種および第二種資金移動業者としてのライセンスを取得しています。

第一種資金移動業者は日本でもたったの5社しかなく、登録するためには、法人格、財産的基礎、内部管理体制の整備、過去の業務履歴など、複数の厳しい要件を満たす必要があります。また、登録後も継続的な監視と適切な運営が求められるため、事業者には高いレベルのコンプライアンスが求められます。

ビジネス利用の特徴と機能

法人アカウントの特徴

ビジネスでの海外送金ニーズに応えるため、Instaremは充実した法人向けサービスを提供しています。

Instaremのビジネスアカウントでは、「Batch Payments」機能が特徴的です。この機能を使うと、複数の受取人への一括送金が効率化され、1回の操作で最大1,000件の送金を処理できます。特に海外フリーランサーへの報酬支払いやeコマース事業者のサプライヤー支払いなど、定期的な複数送金が必要な場合に時間と手間を大幅に削減できます。

プロモーションとポイントプログラムの詳細

新規ユーザー向け特典

Instaremでは新規ユーザー獲得に向けて、魅力的なプロモーションを展開しています。

Instaremでは新規ユーザー向けに初回送金手数料無料キャンペーンを定期的に実施しています。これにより、リスクなくサービスを試すことができます。さらに、友達紹介プログラムにより、紹介者と被紹介者双方がボーナスを受け取れる仕組みも用意されています（紹介1件につき最大8,000円相当）。

ロイヤルティプログラムの仕組み

Instaremは長期的な利用を促進するために「InstaPoints」を提供しています。

「InstaPoints」では、送金金額に応じてポイントが貯まり、100ポイントを獲得すると、RM6(約200円相当)の割引券と交換でき、継続利用でお得になる設計になっています。

Instaremのメリットとユースケース分析

これまでの分析を踏まえ、Instaremが特に優れているケースをまとめました。

1. アジア諸国への送金が多い方（特にフィリピン、ベトナム、タイ、インドなど）
   アジア地域の現地金融機関との強固な提携により、送金速度が速く手数料も安い
2. 定期的な送金を行う方
   ポイント還元制度により、継続利用で実質手数料が下がり、長期的にお得
3. 手数料の絶対額を最小化したい方
   特に小〜中額送金において、銀行送金と比較して大幅なコスト削減が可能
4. 複数の受取人に定期的に送金するビジネスユーザー
   Batch Payments機能で一括送金が可能となり、業務効率化につながる

Instaremのデメリット

Instaremが多くの魅力的な機能を提供している一方で、いくつかの制限点も理解しておく必要があります。

1つ目は、日本語の表示やサポートなどに対応していないため、英語画面での利用が前提になります。

2つ目は、制約は対応通貨の範囲です。約10通貨に対応していますが、これは他の国際送金サービスと比較すると限定的で、マイナー通貨への送金が必要な場合は選択肢がない場合があります。

3つ目は、支払い方法の選択肢が比較的少なく、主に銀行振込とクレジットカード（追加手数料あり）に限定されています。デビットカードや電子マネーからの直接送金に対応していない点は不便に感じるユーザーもいるでしょう。

これらの制限点を考慮した上で、自分の送金ニーズに最適かどうか判断することが重要です。特にアジア圏への送金が主であれば、これらのデメリットは大きな問題にならないケースが多いでしょう。

アカウント作成時の注意点

僕の場合、マレーシア移住後にこちらの住所でアカウントを作成したところ、マレーシア国内からの送金を前提としたアカウントになってしまい詰んでしまいました^^;

日本在住時に日本の住所でアカウントを作成するか、日本に住民票がある方はそちらの住所でアカウント登録をしないと日本からの送金ができなさそうですので、ご留意くださいませ！

結論：Instaremの活用法と始め方

今回は「Instarem」に焦点を当て、日本人ユーザーの視点から、その特徴や機能、利用シーンに応じたメリットを詳しく解説しました。

Instaremは特にアジア圏への送金において、手数料の安さ、送金速度の速さ、使いやすさの3点で大きな価値を提供しています。

ちなみに日本から10万円をマレーシアリンギットに送金する場合の見積もりは、かの大手送金アプリよりも1,000円以上お得でした！

その都度、レートを比較してみながら、お得な方を選んでみてください！

ではまた！

始め方と初回利用のポイント

Instaremを始めるためのステップは非常にシンプルです。

1. 公式サイトまたはアプリからアカウント登録
   • メールアドレスと基本情報の入力
   • 本人確認書類のアップロード（パスポートまたは運転免許証など）
   • 本人のセルフィー
2. 最初の送金を設定
   • 送金先の情報入力
   • 送金額と通貨の選択
   • 手数料と為替レートの確認
3. 支払い方法の選択
   • 銀行振込（手数料が最も安い）
   • クレジットカード（追加手数料あり）
4. 送金ステータスの確認
   • アプリ内で送金状況をリアルタイム追跡
   • 送金完了通知の受取

よくある質問 – FAQs –

Instaremの安全性は確保されていますか？

はい、安全です。 Instaremは日本の金融庁に正式登録されている資金移動業者（関東財務局長 第00073号）であり、法的にも安心して利用できます。

初めて海外送金する場合、必要な書類は何ですか？

Instaremでは、本人確認書類として顔写真付きの身分証明書（パスポートまたは運転免許証など）が必要です。オンラインで提出でき、僕が登録した際は、数分で確認が完了しました。

送金にかかる時間はどのくらいですか？

送金先の国や通貨によって異なりますが、アジア諸国への送金は数分〜1営業日で完了するケースが多いです。

ポイントプログラムはどのように機能しますか？

送金額に応じてInstaPointsが付与され、一般的に送金額の0.5%〜2%相当のポイントが貯まります。貯まったポイントは将来の送金手数料に充当でき、実質的なコスト削減につながります。

対応している通貨・国はどこですか？

Instaremは約10通貨、60か国以上への送金に対応しています。主要通貨としては米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、シンガポールドルなどがあり、特にアジア太平洋地域への送金に強みを持っています。詳細な対応国リストはInstarem公式サイトで確認できます。