こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。
海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。
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日本人の海外移住者の中でも圧倒的な数を誇るのは、なんといってもアメリカ🇺🇸です。
外務省がまとめた海外在留邦人数調査統計(2023年)によると、マレーシアの長期滞在者が約2万人に対し、アメリカは40万人以上。2位中国の10万人と比較しても4倍以上で、海外長期滞在者全体の半分以上を占めています。
しかしながら、アメリカへの移住するためのビザ取得は、決して簡単なものではありません。
そんなアメリカへの永住を夢見る多くの日本人にとって、多様性ビザ(グリーンカード)抽選プログラムの選択肢は、大きな希望の光となっています。
この記事では「米国グリーンカード抽選プログラム」の詳細を解説し、あなたのアメリカンドリーム実現への道筋を示します。
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米国のグリーンカードとは何か?
米国のグリーンカードは、正式には永住者カードと呼ばれ、アメリカ合衆国に永住する権利を持つ外国人に発行される身分証明書です。その名前の由来は、かつてカードが緑色だったことにあります。
グリーンカード保持者は以下の特権を享受できます:
- アメリカ国内での自由な就労
- 社会保障番号の取得
- 一定期間後の市民権申請資格
- 家族の呼び寄せ
グリーンカードの取得方法には、様々な方法があります。
その中でも一般的な日本人にとって最も現実的な取得方法の一つが「多様性ビザの抽選」です。
多様性ビザ(グリーンカード)抽選プログラムの概要
プログラムの目的
多様性ビザ(DV)抽選プログラム(正式名称:Diversity Immigrant Visa Program)は、1990年に制定された移民法に基づいて始まりました。このプログラムの主な目的は、アメリカの移民人口の多様性を促進することです。
1980年代、特定の国からの移民が多くなる一方で、他の国からの移民が少なくなるという不均衡が生じました。この問題を解決するため、1986年の移民改革法に基づき、一部の国からの移民を増やすための特別なプログラムが開始されました。
その後、1990年に米国移民法が改正され、多様な国からの移民を平等に受け入れることを目的に、現在の形でのDV抽選プログラムがスタートしました。毎年5万人が抽選で選ばれ、グリーンカードを取得するチャンスが与えられています。
多様性ビザの発給率は、世界平均で約0.37%なのに対し、日本人に対する発給率は約1.5%と、相対的に高い数値を示しています。
これは、現時点でアメリカに移住したい日本人がまだまだ少数派であり、欧州やアフリカと比較し、アジア系の移民が優遇されていることが要因と考えられます。
プログラムの歴史
1990年の開始以来、プログラムは以下のように変遷してきました。
年 | 主要イベント |
---|---|
1990 | 米国移民法改正により 多様化ビザ(DV)プログラム正式設立 |
1995 | 現行形式でのDVプログラム開始 年間50,000枚のビザ配布決定 |
1997 | オンライン申請システム導入 |
2005 | 写真規格など応募者の資格要件厳格化 |
2019 | 電子申請でパスポート情報が必須に |
ビザの要件は、アメリカ大統領や社会条件の変化により、条件が変更される可能性もあり、今の条件がそのまま続くとは考えず、取得したいタイミングですぐに動くことが重要です。
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年間の発給枠数
多様性ビザには、毎年50,000人分のビザ発給枠があります。
ただし、追加プログラムによる上乗せや、不合格者や辞退者を想定し、定員の2倍程度の10〜13万人の当選者を選定する傾向があります。
当選者の中から、先着順で発給上限までビザを発行するので、当選後のスピードが重要です!
応募資格:あなたは対象者?
国籍要件
日本国籍保持者は応募資格があります。ただし、以下の点に注意が必要です:
- 重国籍者の場合、参加資格のない国の国籍も持っていないこと
- 配偶者の国籍が参加資格のない国の場合、その国で生まれていないこと
参加資格のない国は、過去5年間のアメリカへの移民数が50,000人以上の国々です。
学歴・職歴要件
応募には、以下のいずれかの条件を満たす必要があります:
- 高校卒業以上の学歴: ◎ かんたん
12年間の初等・中等教育の修了証明が必要 - 2年以上の職歴: ☓ 難しい。。。
米国労働省のONETデータベースで定義されるJob Zone 4または5に分類され、SVP(Specific Vocational Preparation)レベルが7.0以上の職種での2年間の経験
抽選への参加方法
オンライン申請プロセス
- 公式サイト(dvprogram.state.gov)にアクセス
- オンラインフォームに必要事項を入力
- デジタル写真をアップロード
- 確認番号を受け取り、保管
注意点:
- 申請期間は通常10月初旬から11月初旬まで
- 1人につき1回のみの申請(重複申請は失格)
オンライン申請自体は無料です。ただし、申請は年に1度のみとなっており、申請ミスによる再申請は認められていないため、申請作業にあたっては入念な準備が必要です。
必要書類と写真の規定
申請時に必要な情報:
- パスポート情報
- 生年月日
- 現住所
- 最終学歴
- 職歴(該当する場合)
写真の規定:
- 6ヶ月以内に撮影
- サイズ:600×600ピクセル以上
- 背景は白または薄い色
- 眼鏡やヘッドカバーは原則不可(医療・宗教上の理由を除く)
当選確率と統計データ
過去の当選データ分析
応募者全体の当選確率は年によって変動しますが、おおよそ0.5%~1%の範囲内です。
パンデミック発生中は、応募数が減り一時的に当選確率が上昇しましたが、パンデミック後(2022年)の申し込み数は、2000万件前後を推移しており、応募者の数はさらに増加する事が考えられます。
直近のDV-2025プログラムに登録した応募者19,927,656件のうち、 131,060人が申請予定者として選定され、当選確率は0.66%となっています。
当選者は、米国大使館での面接や健康診断などの審査を経て、先着順で最大55,000名にビザが発給されます。
成功率を上げるコツ
- 正確な情報入力:
ミスや虚偽の情報は失格の原因になります - 早めの申請:
システムの混雑を避けるため、申請期間の前半に応募することをおすすめします - 毎年の応募:
当選確率は低いため、毎年チャレンジすることが重要です - 家族での応募:
配偶者がいる場合、それぞれが別々に応募することで当選確率が上がります
継続申請代行サービスを利用する
1〜3のコツを網羅できるのが、米国多様性ビザの「継続申請代行サービス」です。
「継続申請代行サービス」は、米国多様性ビザ(グリーンカード抽選)の申請プロセスを簡素化し、毎年の確実な応募をサポートする包括的なサービスです。
サービスの特徴
- 年間費用: 8,000円
- 含まれるサービス:
- 毎年の抽選申請代行
- 当選後のビザ申請サポート
- 面接対策サポート
2年目以降は、以下の2つの簡単なステップだけで申請が完了します。
- 写真撮影(6ヶ月以内撮影の条件を満たすため)の提出
- 現住所確認
日本語でも難しいお役所のペーパーワークが苦手な方は、このサービスを利用することで毎年確実な抽選を積み重ねて、当選確率をコツコツ積み重ねることができます。
次のような方には、おすすめのサービスです。
- 海外の公的手続きに不慣れな方
- 英語での書類作成に自信がない方
- 毎年確実に抽選に参加したい方
- 米国移住の夢を諦めたくない方
また抽選プログラムでは、毎年の抽選だけでなく、当選後にもビザの本申請手続きや面接などの重要な段階が控えています。
さらに、10万人以上の当選者に対して実際のビザ発行枠は先着5万名に限られているため、多数の申請者への対応経験を持つ代理店のサポートは極めて心強い存在です。
彼らの専門知識と豊富な経験は、複雑な申請プロセスをスムーズにナビゲートし、限られたビザ発行枠の中で、あなたのグリーンカード取得の可能性を大きく高める重要な要素となるでしょう。
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当選後の流れ
当選通知と次のステップ
- 当選結果確認:翌年5月頃にオンラインで結果を確認
- フォーム提出:オンラインで移民ビザ申請書を提出
- 書類準備:出生証明書、学歴証明書、犯罪経歴証明書などを準備
- 面接予約:在日アメリカ大使館での面接日程を予約
面接と健康診断
面接準備:
- 全ての必要書類を揃える
- 英語でのコミュニケーションに備える
- 家族関係や学歴・職歴について質問される可能性に備える
健康診断:
- 指定された医療機関で受診
- 予防接種歴の確認と必要に応じた追加接種
- 結核などの感染症検査
グリーンカード取得のメリットとデメリット
アメリカでの就労と生活
◎メリット
- どの雇用主の下でも自由に働ける
- 起業や自営業が可能
- 公立学校での教育を受けられる
- 一部の公的扶助を受けられる
☓デメリット
- 長期間のアメリカ不在はグリーンカード喪失のリスクがある
- 定期的な更新手続きが必要
税金や社会保障の影響
- 納税義務:
アメリカ国内外の全ての所得に対して米国税を納める義務がある - 社会保障:
アメリカの社会保障制度に加入し、将来的に年金受給資格を得られる - 二重課税の可能性:
日米租税条約により、ある程度軽減されるが、注意が必要
抽選以外のグリーンカード取得方法
抽選以外のグリーンカード取得方法について、詳しくは次の記事「グリーンカード取得の代替ルート:抽選以外の5つの方法」にまとめましたので、ここでは簡単に概要だけをお伝えします。
就労ビザからの転換
雇用主スポンサー
このルートは、まず米国で就職することが前提となり、さらに雇用主がグリーンカード申請のプロセスを支援する必要があります。多くの場合、会社にとっても時間と費用がかかるプロセスであるため、ハードルが高くなります。
特殊技能者(EB-1ビザ)
このカテゴリーは、科学、芸術、教育、ビジネス、スポーツなどの分野で世界トップクラスの能力を持つ人を対象としています。通常、国際的な賞の受賞歴や、その分野での重要な貢献の証明が必要となり、非常に限られた人数しか資格を満たすことができません。
投資(EB-5投資家ビザ)
このプログラムは、米国経済への多額の投資【通常105万ドル(約1.5億円)以上】と、一定数の雇用創出を条件としています。このルートは財政的な余裕がある人向けであり、一般的な申請者にとっては非現実的な選択肢となります。
家族呼び寄せ
- 直系親族:アメリカ市民の配偶者、未婚の子供、両親は比較的早く取得可能
- その他の親族:兄弟姉妹や既婚の子供は長い待機期間が必要
あなたのアメリカンドリームを叶えるために
この記事では「米国グリーンカード抽選プログラム」の詳細を解説し、あなたのアメリカンドリーム実現への道筋を示しました。
グリーンカード抽選プログラムは、アメリカへの扉を開く貴重な機会です。確かに競争率は高いですが、毎年チャレンジすることで、夢が現実になる可能性があります。
正確な情報と準備、そして粘り強さがあれば、あなたもアメリカンドリームを掴むチャンスがあります。
アメリカ移住を実現したい方は、毎年1回のチャンスを逃さずに行動してみてください!
ではまた!
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よくある質問 – FAQs
抽選に落選した場合、再応募は可能ですか?
はい、毎年新たに応募することができます。過去の結果は新しい応募に影響しません。
配偶者や子供も一緒に応募できますか?
配偶者は別々に応募できます。未婚の21歳未満の子供は、当選した場合に一緒に移住できます。
申請費用はかかりますか?
抽選プログラムへの応募自体は無料です。ただし、当選後のビザ申請プロセスでは費用が発生します。
当選後、どのくらいの期間でアメリカに移住する必要がありますか?
通常、ビザ発行から6ヶ月以内にアメリカに入国する必要があります。
グリーンカード取得後、日本国籍は失われますか?
いいえ、グリーンカード取得によって自動的に日本国籍が失われることはありません。ただし、将来的に米国市民権を取得する場合は、日本国籍を放棄する必要が出てくる可能性があります。