▶ビットコイン自動積立プログラム「note」で販売中!
【PR開示】当ブログの記事には、アフィリエイトリンクが含まれている場合があります。 詳しくは利用規約をご覧ください。

遺伝子ETF比較【ARKG/PBE/IDNA/GNOM】おすすめ米国ETF

遺伝子ETF比較【ARKG/PBE/IDNA/GNOM】おすすめ米国ETF 業種別ETF
Human DNA structure of the cell
この記事は約12分で読めます。

こんにちは。ぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

世界中で新型コロナウイルスのワクチン開発が進む一方で、通常のワクチンよりも低コストでスピーディーに量産可能なDNAワクチンにも注目が集まっています。

今年4月にはサンディエゴのバイオテクノロジー企業であるArcturus Therapeutics Holdings Inc.がコロナウィイスルワクチン開発のためシンガポール政府から最高1,000万ドルの支援を受け取り、株価は年初来で5倍に値上がりました。

Arcturus-Therapeutics-Holdings_Stock

今後、遺伝子治療の研究が進めば、今までは薬や手術などで必要があった病気も、遺伝子操作で直接的に低コストで治療できるようになる可能性もあります。

そこで「遺伝子医療」への投資をすべく、遺伝子医療関連ETF4本【ARKG/PBE/IDNA/GNOM】について比較・検討したいと思います。

※本記事は2021年2月時点での情報です。

米国で人気の遺伝子関連ETF4本を比較

まずは4つの遺伝子ETFの主要スペックをざっくり比較してみます。

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年平均
成長率
5年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近6カ月
資金流入
ARKG$10.7B$518M550.75%0.75%31.0%-30.4%0.956.96 B
PBE$284M$0.59M320.58%0.04%7.4%-37.5%0.37-8.8 M
IDNA$274M$4.09M520.47%0.24%62.4%-10.0%1.8382.9 M
GNOM$157M$2.79M410.50%53.6%-20.2%1.5285.6 M

※成長率、下落率、シャープレシオは、PortfolioVisualizer 参照。
※IDNA・GNOMは、2019年設定のためみどり文字は直近1年分のデータになります

「PBE」は2005年「ARKG」は2014年に設定という歴史あるETF。「IDNA」「GNOM」は、2019年出来たてホヤホヤのETFです。

昨年話題となったARK社の「ARKG」は、直近6ヶ月で純資産総額を2倍以上増やし直近1年で214%の急成長を遂げています。

それぞれ詳しく見ていきます。

ARKG|ARK Genomic Revolution ETF

ARKG純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
シャープ
レシオ
直近6カ月
資金流入
21/02$10.7B$518M550.75%0.75%9.30%45.84%0.956.96B
20/08$2.0B$45M440.75%1.74%81.1%27.1%0.82B

「ARKG」は、イノベーション業種に特化したETFを運用するARK社のETFです。

ARK社の経費率は高いものの、フィンテック企業特化の「ARKF」やロボティクス「ARKQ」など、将来有望な業種をテーマに絞り、2020年の資金流入で運用資産を大きく伸ばし、ETF運用会社のトップ10入を果たしました。

4ヶ月前の前回調査時より11銘柄を増やした構成55銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約45%と半分未満に抑えられています。

SymbolName比率
(%)
1年
成長率
PACBPacific Biosciences of California Inc6.85%679%
TDOCTeladoc Health Inc5.94%152%
CRSPCRISPR Therapeutics AG5.77%221%
TWSTTwist Bioscience Corp5.72%508%
CDNACareDx Inc3.87%250%
IOVAIovance Biotherapeutics Inc3.59%110%
EXASExact Sciences Corp3.58%48%
FATEFate Therapeutics Inc3.47%259%
NVTAInvitae Corp3.42%185%
PSNLPersonalis Inc3.26%310%
その他54.5%
最新情報をYahoo!financeで見る

ピックアップ
保有比率第1位の「Pacific Biosciences of California Inc(Ticker:PACB)」は、2004年設立のバイオテクノロジー企業です。主に遺伝子配列の解析のための技術を開発しています。

PBE|Invesco Dynamic Biotechnology & Genome ETF

PBE純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
シャープ
レシオ
直近6カ月
資金流入
21/02$284M$0.6M320.58%0.04%7.9%14.7%0.37-8.8M
20/08$232M$0.7M310.57%0.05%5.0%3.5%-17 M

「PBE」は「QQQ」を運用するInvescoブランドのETFです。設定来15年と遺伝子ETFとして最も古い歴史を有するものの「ARKG」と比較してしまうと、成績は今ひとつです。

前回よりも資金流出は抑えられているものの、純資産総額は50Mの微増で寂しい結果です。

構成32銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約46%となっています。

SymbolName比率
(%)
ALXNAlexion Pharmaceuticals Inc5.60%
QGENQiagen NV5.01%
CTLTCatalent Inc4.85%
VRTXVertex Pharmaceuticals Inc4.81%
RGENRepligen Corp4.72%
SGENSeagen Inc Ordinary Shares4.69%
TECHBio-Techne Corp4.63%
BIIBBiogen Inc4.45%
PGENPrecigen Inc4.04%
SGMOSangamo Therapeutics Inc3.77%
その他53.4%
最新情報をYahoo!financeで見る

ARKG v.s. PBE 重複率と比較

ARKG v.s. PBE 重複率と比較
引用:Fund Overlap

同じテーマながらの保有銘柄の資金重複率は約10%と低いです。「ARKG」は情報技術の割合が高く、「PBE」はヘルスケアの比重が高いことがリターンの大きな差を生む要因かもしれません。

IDNA|iShares Genomics Immunology and Healthcare ETF

IDNA純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
シャープ
レシオ
直近6カ月
資金流入
21/02$274M$4.1M520.47%0.24%9.60%-%1.8382.9M
20/08$154M$2.7M480.47%0.85%25.2%-%112 M

「IDNA」は、2019年6月に設立したてのiSharesブランドのETFです。僅差ですが経費率は最も低く、保有銘柄数は「ARKG」に次ぐ2番手です。

構成52銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約42%となっています。

SymbolName比率
(%)
FATEFate Therapeutics Inc5.66%
6160BeiGene Ltd Ordinary Shares4.57%
BPMCBlueprint Medicines Corp4.24%
SRPTSarepta Therapeutics Inc4.21%
GMABGenmab A/S4.14%
EXELExelixis Inc4.13%
CRSPCRISPR Therapeutics AG4.06%
MRK.DEMerck KGaA4.05%
REGNRegeneron Pharmaceuticals Inc3.83%
SGENSeagen Inc Ordinary Shares3.82%
その他57.3%
最新情報をYahoo!financeで見る

ARKG v.s. IDNA 重複率と比較

ARKG v.s. IDNA 重複率と比較
引用:Fund Overlap

GNOM|Global X Genomics & Biotechnology ETF

GNOM純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
シャープ
レシオ
直近6カ月
資金流入
21/02$157M$2.8M410.50%5.1%1.5285.59 M
20/08$51M$0.6M410.50%13.3%24 M

「GNOM」は2019年4月設定のGlobal XブランドのETFです。資産総額を順調に伸ばしており、今後に期待できそうなETFですが、年初来(2021の約1ヶ月間)のリターンは、「ARKG」「IDNA」と比較し、半分程度となっており不安要素も。。。

構成41銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約42%となっています。

SymbolName比率
(%)
CRSPCRISPR Therapeutics AG5.11%
NTRANatera Inc4.72%
RAREUltragenyx Pharmaceutical Inc4.61%
EDITEditas Medicine Inc4.58%
PACBPacific Biosciences of California Inc4.48%
ARWRArrowhead Pharmaceuticals Inc4.09%
SRPTSarepta Therapeutics Inc3.84%
ILMNIllumina Inc3.78%
BMRNBiomarin Pharmaceutical Inc3.73%
AAgilent Technologies Inc3.68%
その他57.4%
最新情報をYahoo!financeで見る

ピックアップ
保有比率第2位の「Natera Inc(Ticker:NTRA)」は、2004年設立の遺伝子検査会社です。体外受精や胎児の遺伝子検査サービス、臍帯血の保管など、主に妊娠関連のサービスを提供しています。

ARKG v.s. IDNA 重複率と比較

引用:Fund Overlap

遺伝子ETFの購入方法

ご紹介した4つの遺伝子ETFのうち「GNOM」は国内3証券会社での取り扱いがあるようです。

シンボルFirstrade楽天証券SBI証券DMM 株
ARKG
PBE
IDNA
GNOM

取引手数料や口座維持費が無料のFirstrade口座開設をご検討の方はこちらの記事も合わせてどうぞ!

関連記事|海外移住後も米国株を売買したい方
>> 米国Firstrade(ファーストレード)証券 口座開設方法【15分で完了】
>> Firstrade証券への送金・入金方法の全体像【初心者&少額投資向き】

関連記事|日本居住者として米国株を売買したい方
手数料が割安 >> ウィブル証券
ウィブル証券の評判とは?日本投資家のゲームチェンジャーとなるのか?

比較の結果 遺伝子ETF「ARKG」購入

以上「米国で人気の遺伝子関連ETF4本」を比較してみました。

ETFが保有する遺伝子関連会社の個別株も覗いてみましたが、企業のビジネスモデルを理解するのがかなり難しく、ちょっとしたニュースで数十%の値動きがある非常にリスクの高い業種なので、ETFでの分散保有に最適だなと感じました。

まずは、断トツで成績の良い「ARKG」を少額購入し、値動きを見ながら個別の企業についても勉強してみたいと思います。

ではまた!

フィンテック関連ETF比較【FINX/ARKF/IPAY】

他にも魅力的な「セクター別ETF」を比較しています!

タイトルとURLをコピーしました