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Firstrade証券の5つのデメリットとは?3年利用者のリアルな声

Firstrade証券のデメリットとは?愛用者が不満をチクる! Firstrade
この記事は約6分で読めます。

こんにちは。子供が生まれた際に学資保険を進められ「こんな利率でやる意味あんの?」と感じてしまい、すぐに投資の勉強を始めたノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。

海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。

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2023年 Firstrade証券が全米7位の高評価!!

結論、僕たち一般庶民が日本に居住したまま開設でき、海外移住にも対応した国際証券口座Firstrade証券一択なのですが、いざ使ってみると人によっては致命的だと感じる欠点が見つかりました。

そんな折、ブログの読者さんから質問が届きました。

読者さん
読者さん

5年後に家族で海外移住を検討中です。現在、国内証券会社で米国ETFを積立中です。今後の海外移住を前提にした場合、以下の2択でどちらが良いでしょうか?


①今からFirstrade証券で積立投資する
②移住まで国内証券会社で積立投資し、移住直前にFirstrade証券に乗り換える

※文面は僕の方で若干整えてます

今回の記事では、Firstrade証券口座の開設をご検討中の方に向けて、現在進行系の利用者が感じる不満・デメリットをお伝えしたいと思います。

Firstrade証券のデメリットは?

質問の回答の前に、まずはFirstrade証券のデメリットについてまとめてみました。

★口座開設前から分かっていたこと

英語対応が必要
確定申告が面倒
・海外送金コスト

☆口座開設後に気づいたこと

自動積立機能がない…

各項目について、詳しく解説させて頂きます。

英語対応が必要

WEB画面や規約などの書類は、すべて英語(or 中国語)です。

ただし、基本操作に関してはある程度デザインでカバーされていることもあり、10個程度の単語さえ覚えてしまえば、普段使う分には問題ありません。

また、ETFに関して、日本の証券会社では購入前に目論見書を読む必要がありますが、米国の取引では、購入後にメールでお知らせが届く程度です。商品に関する情報やリスクは、事前に様々なサイトで調べてから購入するので、必ずしも全文読む必要性はないと考えています。

もしも英語での会話が必要な状況で、自分ではなんともならなくなった場合は、最悪、通訳さんを日雇いして対応しようかな考えております^^;

確定申告が面倒

海外の証券会社ですので、源泉徴収で納税が完結する「特定口座」「NISA口座」の利用できません。そのため、株式譲渡益や配当利益を個人で確定申告する必要があります

確定申告は、日本円換算で行う必要があり、米ドルを日本円に換算する作業や、米国の源泉徴収(二重課税)を回収するための申請作業が必要になります。

私もFirstrade口座開設前にネット調べても、確定申告の具体的な情報が少なく、かなり不安でした。

ところが実際にやってみると、手間はかかりますが、それほど難しい作業ではありません。以下の記事をご覧頂ければ、具体的な面倒くささのレベルは掴めると思うので是非参考にしてみて下さい。

関連記事
>> Firstrade(海外証券口座)の配当金を確定申告する方法|外国税控除で二重課税を還付

海外送金コスト

米国株を購入する場合、日本円をドルに両替する必要があります。

国内証券会社は、株購入を前提に為替手数料はかなり割安に設定しているのに対し、Firstrade証券は、個人で両替(海外送金)を行うため、為替手数料が割高です。

Firstrade証券DMM 株 楽天証券 SBI証券
為替手数料片道75銭程度片道25銭片道25銭片道25銭
※ Wise利用時、為替レートによって変動

送金にかかるコストは高いものの、一度証券口座に送金してしまえば、売買にかかる手数料は無料で、最低取引手数料もありませんので、少額の積立てやリバランスなど、コスト0で売買可能です。

銀行の海外送金では、高額な手数料を取られてしまうので、海外送金のWiseによる送金は必須です!

関連記事
>> 海外送金Wise(ワイズ)の魅力とは?海外移住者が選ぶ3つの理由

定期積立てができない【New!】

Firstrade証券には、個別株式やETFの自動積立機能はありません

※厳密には、投資信託(Mutual fund)の自動積立機能はありますが、欲しい商品がありません。。。

僕自身は、自分のタイミングで買いたい派なので、特に苦はないのですが「株価をチラチラ見ちゃうのが嫌だ!」という人は、避けたほうが良いかもしれません。

5年後に海外移住予定、証券口座は国内・海外どっちが良い?

さて冒頭の質問に戻り、どちらの選択肢をおすすめするか。

読者さん
読者さん

5年後に家族で海外移住を検討中です。現在、国内証券会社で米国ETFを積立中です。今後の海外移住を前提にした場合、以下の2択でどちらが良いでしょうか?


①今からFirstrade証券で積立投資する
②移住まで国内証券会社で積立投資し、移住直前にFirstrade証券に乗り換える

A.手間を掛けてでもリターンを優先したい方

「Firstrade」での運用をおすすめします。

長期積立が前提で途中売却の必要がない金額の範囲であれば、確定申告は配当金の利益に限られるので手間は最小限に抑えられます。

参照 ▶ 頑張らない|Firstrade(海外証券口座)の配当金を確定申告する方法

また、Firstradeは、過去に新規口座開設の受付を停止(2013~14)したこともあり、5年後に新規口座開設できる保証はありません

一般的な海外移住者予定者(資産が1億円未満※)にとって、Firstradeの口座開設を最大のメリットは、株式/ETFの資産を維持したまま日本の非居住者になれることです。

※2015年以降、資産が1億円以上ある場合、出国時に有価証券等の含み益に対し課税されるようになってしまいました。
 富裕層の海外移住が増え続ければ、この基準も年々下げられてしまうかもしれませんね。。。

国内証券会社を利用していた場合、次のいずれかの選択が迫られます。

①口座の凍結
 海外居住中は売買できない → いざというときに現金化できない
②株式の売却
 利益に対し20%の課税 → 現金で株式を再購入する場合、また手数料がかかる

何れにせよ、資産の有効活用という意味でデメリットが大きいです。

B.リターンよりも手間を削減したい方

「国内証券会社」での運用をおすすめします。

手数料は高いですが、至れり尽くせりのサービス改善が進められており、コスト以外の面では、ストレスフリーな資産運用が可能です。

※一次的に海外に移住し日本に戻るつもりであれば、凍結口座に株式を保管しておく事も可能です。
 ただし、その間の取引は出来ず、売買のチャンスを逃してしまう可能性があり、あまりおすすめできません。

ただし現時点で、国内↔海外の証券会社間での株式移管は未対応なので、海外の証券会社に乗り換える際は、株式・ETFを一度現金化する必要があります。

現金化した場合、利益の20%を納税(株式譲渡益課税)する必要があります。
また、税金だけでなく3度の為替両替も必要となり資金効率は悪いです。。。

国内証券会社| ①米国ETF買付(円→ドル)
【出国時】 ▶ ②米国ETF売却(ドル→円)
海外証券会社| ③米国ETF買付(円→ドル)

結論 海外を目指すなら海外の証券会社を使うほうが良い!

ぶっちゃけ、Firstrade証券がパーフェクトな証券会社かというと、不満はたくさんあります。

しかし、我々のような日本居住の一般市民が米国市場で直接取引をするための選択肢が他にないので、Firstrade証券を選んだというだけです。

現在、世界にはびこる古びた金融業界をぶっ壊すため、新進気鋭のベンチャーが頑張っています。
将来、もっとステキな資産運用の選択肢が誕生していることを願います。

新たなサービスにすぐに乗換えられるようになるためにも、フットワーク軽くしておく事が重要です。

Firstradeでの運用は、あくまでその準備運動!
海外移住を目指すなら、早い内に様々な資産運用の経験を積んでおきましょう!

Just do it!

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