こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。
産油国であるマレーシアは電気代が安く、半導体のシェアもなにげに世界7位と知り、ビットコインのマイニングを始められないものかと妄想する今日このごろです。
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暗号資産そのものやブロックチェーン技術には何ら問題がないにもかかわらず、一部暗号資産取引所の不正による不信感から、ビットコイン(暗号資産)の保管方法に関するユーザーの意識が変わりつつあります。
そもそもビットコインは、”政府や銀行に頼らずに価値を交換するため、自分たちの電子貨幣を作ること”が目的でした。
そのために絶対に欠かせないものが「ウォレット」で、ビットコインの勉強をしはじめてすぐに「Ledger Nano S」を購入しました。
どれも同じだろうと思っていましたが実際に使ってみると、各社「いかに秘密鍵のハッキングを防ぐか?」を真剣に考え、知恵を絞って開発していることがわかってきました。
そして気がつけば、5台目「CoolWallet Pro」をゲットしていました ^^;
今回の記事では、カード型ハードウェアウォレット「CoolWallet Pro」について解説します。
\ 重さ6gの最軽量ハードウェアウォレット /
CoolWallet Pro とは?
CoolWallet Pro とは、2008年に台湾のCoolBitX社によって開発されたカード型ハードウェアウォレットです。
わずか6gと軽量で耐水性もあり、外出先での利用に最適なハードウェアウェアウォレットです。
2020年3月には、SBIホールディングスやマネックスグループなどの複数企業から1,300万ドル(約17.5億円)の資金調達を受け、ハードウェアウォレットとしての存在感を高めています。
連携して利用するアプリは、2022年12月のリニューアルで、ホットウォレットのみでの利用にも対応!
まずはホットウォレットで使用感を試してから、セキュリティ向上のためにコールドウォレットを購入するのもありかも知れません。
CoolWallet
無料posted withアプリーチ
対応通貨
CoolWallet Proは、30以上のチェーンに対応し、基本的には各チェーン内のトークン(1.2万種類以上)も利用可能です。
連携アプリやファームウェアのアップデートにより、対応通貨も続々増えています。
CoolWallet Pro のメリット・デメリット
CoolWallet Pro のメリット・デメリットは以下の通りです。
CoolWallet Proのメリット
○ カード型&耐水で携帯性に優れる
最大の特徴は、カード型で財布に収納でき、更に防水性もあることです。電子ペーパーディスプレイ採用でバッテリー長持ち(最大2週間接続)
外出先で暗号資産やNFTなどの操作が必要な方にとっては、最適なハードウェアウォレットです!
○ 暗号化されたBluetooth接続
無料WiFi利用中にハッキング被害にあいシードフレーズが流出するなど、外出先でのウォレットのネット接続は危険とされています。
しかしCoolWalletで採用されるブルートゥース通信は、ペアリングによって双方のデバイスで暗号鍵を共有することで、WiFiよりも安全性が高いとされ、様々な通信機器に採用されています。
Blue Tooth | WiFi | |
通信速度 | 24M bps | 数G bps |
通信距離 | 数メートル | 50~100m |
消費電力 | 少ない | 多い |
ペアリング | あり | なし |
○ 業界最高水準の安全(CC EAL6+認定)
「CC EAL6+」の”CC”とは、コモンクライテリアと呼ばれる「情報技術セキュリティを評価・認証する」ための国際規格で、7段階の評価保証レベル(EAL)で評価されます。CoolWallet Proは「6+」でほぼ最高水準のセキュリティ要求を達成しています。
○ 複数通貨やNFTにも対応
CoolWallet Pro側で秘密鍵を安全に保管しつつ、専用アプリ側で通貨やNFTの管理・操作をするため、使い勝手も良く、アップデートすることで新しい通貨にも対応可能です。
○ トレード・ステーキングにも対応
CoolBitXが認証したブロックチェーンサービスにアプリから直接接続することができ、誤って詐欺サイトに接続するリスクを軽減し、手軽にNFTの取引やステーキングにアクセスすることができます。
CoolWallet Proのデメリット
✕ 充電が必須
ディスプレイが電子ペーパーとは言え、Bluetoothを搭載した精密機器。バッテリーがなくなれば使い物にならないので、充電は必須です。
とは言え、充電スタンドもコンパクトで長期旅行で常備してもさほど邪魔にはならないサイズ感です。
✕ パソコン接続には非対応
2022年12月現在、CoolWalletでは純正ウォレットはiOS/Androidアプリのみとなっています。
【対策】
手続きが面倒なのであまりオススメはしませんが、どうしてもパソコンで操作したい場合、「MyEthereumWallet」を経由することでブラウザ上でもウォレット内の通貨やNFTの取引を行うことができます。
詳細は、以下の記事を参考にして下さい。
Accessing your CoolWallet Hardware wallet
他社製品との比較
他のハードウェアとの比較は、下記の一覧表でご確認下さい。
Ledger Nano S Plus | Ledger Nano X | SafePal S1 | Cool Wallet Pro | Trezor Model One | Trezor Model T | |
本体 | ||||||
公式サイト | ¥13,499 | ¥25,499 | $49.99 (¥7,498) | $149 (¥22,350) | $69 (¥10,350) | $219 (¥32,850) |
接続方法 | USB-C | USB-C / Bluetooth | QRcode (USB充電) | Bluetooth | USB – A | USB-C |
パソコン接続 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
スマホ接続 | △ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | △ |
NFT表示 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ |
販売会社 | LEDGER (フランス) | LEDGER (フランス) | SafePal (セーシェル) | COOLBITX (台湾) | Satoshi Labs (チェコ) | Satoshi Labs (チェコ) |
紹介記事 | レビュー | レビュー | レビュー |
スマホ接続:△はAndroid(USB接続)のみ利用可能
SafePalもカード型で携帯性が高そうに見えますが、意外と厚みがありつつ、プラスチック製なので、耐久性には若干不安があります。
SafePalを携帯したい場合は、保護ケースのようなものを用意したほうが安心かもしれません。
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CoolWallet Pro の安全性
CoolWallet Pro は外出先の利用を前提とした稀有なハードウェアウォレットのため、セキュリティに関しても、こだわりの設計が施されています。
とは言え、CoolWalletに限らず、2022年12月末現在、ハードウェアウォレットがハッキングされたという被害はみあたりません。
以下、CoolWalletが打ち出しているセキュリティ機能です。
① 2+1要素認証
② 暗号化Blootooth
③ CC EAL6+認定チップ
CoolWallet Pro の購入方法
CoolWallet Proには日本語対応の公式通販サイトがあり、必要な情報を記入するだけで簡単に購入することができます。
購入の流れは、次のスライドの通りです。
\ 重さ6gの最軽量ハードウェアウォレット /
CoolWallet Pro の初期設定
初期設定の流れは、次の5ステップです。
①中身の確認
②アプリのダウンロード
③ウォレットと接続
④ペアリング
⑤ファームウェアの更新
中身は、本体/充電器/説明書類とシンプルです。
初期設定の詳しい手順は次のスライドをご参照下さい。
CoolWallet Pro のウォレット作成
ウォレット作成の流れは、基本は他のウォレットと同じです。
ただし、一般的にはリカバリーフレーズには英単語が利用されますが、クールウォレットでは「数字方式」にも対応しています。
数字方式を利用することで、セキュリティー非対応のウォレットによる復元を防ぐこともできますが、自身の復元もひと手間必要なので諸刃の刃です。初心者の方は「アプリで確認」を利用しましょう!
具体的な、操作の流れは次のスライドをご参照下さい。
CoolWallet Pro の使い方
使い方に関しては、別記事にまとめますので、次のリンクからご確認下さい。
結論 携帯性バツグンのコールドウォレット!
今回の記事では、カード型ハードウェアウォレット「CoolWallet Pro」について解説しました。
カード型と言うよりもカードそのもので、財布にもバッチリ入ります!
充電器も小型なので中長期の出張など、少ない荷物で安全なウォレットを利用できるのもうれしいですね!
ではまた!
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