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ブリオンボールト v.s. 田中貴金属 比較|金地金をどこで購入すべきか?

ブリオンボールト v.s. 田中貴金属 比較|金地金をどこで購入すべきか? コモディティETF
この記事は約10分で読めます。

こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。

海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。

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2023年 Firstrade証券が全米7位の高評価!!

現物の金を持つことは、資産を分散させるうえで最大のリスクヘッジです。

しかし、我々のような一般的な家庭において、配当や利息が発生せず、保管に手間がかかる現物の金を保有することには、あまり魅力はを感じません。

そんなわけで基本的にはETFを活用し、低コストで金への分散投資をしています。

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とは言え「資産分散のために現物の金を少々…」とか言ってみたい!

そこでこの記事では、2つのオンライン金地金業者、英国発の「ブリオンボールド」と日本でもおなじみの「田中貴金属」を国内外代表として比較してみたいと思います。

金地金(きんじがね)とペーパーゴールドの違いとは?

購入方法を検討する前に金地金ペーパーゴールドの違いを理解することが不可欠です。

金地金とは、金の延べ棒、コイン、宝飾品など、実際に手にすることができる金のことです。

一方、ペーパーゴールドは、金の所有権を表し、金券(紙証文)、金ETF、金鉱株などが含まれますが、現物を所有するものではありません。

金地金 v.s. ペーパーゴールド 比較表

次に具体的な項目に分けて、金地金とペーパーゴルドを比較してみます。

比較基準金地金ペーパーゴールド
所有金地金を直接所有できる金と結びついた証券を所有
保管安全な保管が必要物理的な保管の必要がない
流動性現物の形状や保管場所によって
流動性が左右される
流動性が高い
純度購入場所を信頼する必要がある純度にはほぼ関与できない
取引手数料販売者手数料、輸送、保管など
様々なコストがかかる
一般的に取引コストは低い
継続的に管理手数料がかかる
税政売却益に所得税が課される保有する証券によって異なる

金地金とペーパーゴールドに関して、どちらの商品にも一長一短があり、一概にどちらが良いとは言い切れません。

バーゼル規制による評価の差異

Basel(バーゼル)規制は、金融システムの安定性を確保し、銀行のリスク耐性を高めることを目的としています。具体的には、銀行が想定外の損失に対して十分な資本を保有し、リスクを適切に管理することを求めています。

このバーゼル規制において、銀行が蓄えるべき資本の中でも、金地金はTier1に分類され最も信頼性が高い資本要素に格付けされています。

一方、ペーパーゴールドはTier3に格付けされており、銀行の自己資本として信頼性は低いとひょうかされています。

正しいオンライン金地金販売業者を選択する重要性

金地金投資において、どのプラットフォームを選択するかは、投資結果を大きく左右します。
その理由を探ってみましょう。

信頼と信用

特に金のような貴金属に関しては、信頼は金融取引の要です。

信頼できるプラットフォームは、あなたの投資が安全であることを保証し、あなたが最高の価値を得ていることを保証します。

価格と手数料

価格体系を理解することは、投資リターンを最大化するために非常に重要です。

隠された手数料高騰した価格は、すぐに利益を侵食する可能性があるため、透明で競争力のある価格を提供するプラットフォームを選択することが不可欠です。

ブリオンボールドの概要

2005年に設立されたブリオンボールト(Bullion Vault)は、オンライン金地金市場において、瞬く間に有名になりました。

安全でユーザーフレンドリーな体験を提供することに重点を置き、世界中で10万人以上のユーザーを魅了し、41億ドルの資産を保管しています。

特徴とサービス

リアルタイムの価格設定から安全な保管オプションまで、ブリオンボールドは、顧客の投資ニーズを満たすための様々な機能を提供しています。

主な特徴は、次の通り。

リアルタイム金地金価格
金地金価格へのアクセスにより、常に最良の取引が可能です。

安全な保管
金地金は、安全性の高い保管場所で保管されているため、安心して保管することができます。

使いやすい操作画面
このプラットフォームのデザインは、初心者でも上級者でも簡単に操作できるようになっています。

田中貴金属の概要

1885年からの歴史を持つ田中貴金属は、日本の金市場において最も有名な会社です。

同社は信頼性と品質で高い評価を得ており、多くの日本投資家に選ばれています。

特徴とサービス

田中貴金属は金だけでなく、様々な貴金属をワンストップで提供しています。

主な特徴は、次の通り。

幅広い品ぞろえ
金の延べ棒からコインまで、複数の投資オプションがあります。

価格の透明性
隠れた手数料のない明確な価格設定。

教育リソース
十分な情報に基づいた意思決定ができるよう、ガイドやチュートリアルを提供しています。

ブリオンボールト v.s. 田中貴金属 比較

手数料と価格設定

金現物を購入し10年保管後に売却した場合のトータルコストは、次の通りです。

企業名金地金100g往復手数料保管費用合計
ブリオンボールド¥920,000¥9,200¥71,376¥1,000,576
田中貴金属¥1,014,900¥33,000¥0¥1,047,900
※価格は、9月25日時点のスクリーンショットを参照
田中貴金属はネット取引価格で計算

田中貴金属の保管費用は無料ですが、本体価格と往復手数料が割高のため、10年保管した場合のトータルコストでは約5%ほど割高

一方、ブリオンボールドは、本体価格と手数料が割安ですが、保管費用が月間0.01%(最低月額4ドル)かかってしまいます。※保管額4万ドル(約600万円)までは毎月4ドルが必要。

現在の条件が維持される場合、16.5年が損益分岐点となります。

16.5年以上
→ 田中貴金属がお得

16.5年以内
→ ブリオンボールドがお得

セキュリティ対策

両者は、どのように金地金を保管しているのでしょうか。

ブリオンボールドのセキュリティ

ブリオンボールドは、自社とは独立したロンドン貴金属市場協会の正会員である保管業者社(Loomis InternationalBrink’sMalca-Amit)に金、銀、プラチナ、パラジウムの保管を委託しています。

顧客の地金は、特定保管寄託により、法的所有者であることが証明されるため、ブリオンボールドが破綻しても、顧客が所有権を失うことはありません。

金の保有量は、サイト上のデイリーレポートに掲載され、自身が保有する金はニックネームで確認することができ、年に一度の専門の資金業者により品質検査が行われ、監査会社にレポートが提出されます。

特定保管寄託と消費寄託の違いとは?

特定保管寄託は、寄託者が寄託された特定の品目の所有権を保持するタイプの寄託。寄託者は、物品を安全に保管し、要求に応じて寄託者に返却する責任を負う。

消費寄託は、寄託者が寄託物の所有権を寄託者に移転するタイプの寄託である。預託者は、預託された物品を自由に使用または消費することができる。

田中貴金属のセキュリティ

田中貴金属の保管方法も「金」「プラチナ」に関しては、特定保管(混合寄託)を採用しています。ただし、具体的な業者名や審査を行う第三者機関に関しては、公式サイト内での記載は見当たりませんでした。

また「銀」の保管方法に関しては、消費預託が採用されているため、銀を購入したい場合はご留意ください。

カスタマーサポート

迅速なカスタマーサポートは、いざという時の救世主となります。

ブリオンボールド

ブリオンボールドでは、日本語対応の無料電話が利用可能です。

日本時間|17:00〜2:30【月〜金】
(0066) 33 812563【無料】

※ブリオンボールド公式|問い合わせ先

田中貴金属

フリーダイヤルでの電話お問い合わせ窓口が利用可能です。

9:00〜17:00【土日祝日も可】
0120-76-4143

※田中貴金属公式|問い合わせ先

メリット・デメリット比較

ブリオンボールドのメリット・デメリット

メリット

競争力のある価格設定
堅牢なセキュリティー
ユーザーフレンドリーなインターフェース

デメリット

最低月額4ドルの保管料

ブリオンボールドの最大のデメリットは、月額4ドル(年間約7,200円)相当の保管料です。

仮に72万円相当の金を保有していた場合、毎年1%が手数料で目減りしてしまうため、理想としては4万ドルに近い金額を保有し、年間0.12%の手数料に近づけたいものですね。

一方メリットは、価格設定セキュリティです。

販売価格は、10万人を超えるユーザー同士により決められており、限りなく市場価格に近い金額で売買することができます。世界最大規模の金の個人売買プラットフォームとして、高い流動性を利用し、公平な価格の金を購入することができます。

田中貴金属のメリット・デメリット

メリット

保管料が無料
優れた顧客サービス(実店舗あり)

幅広い品揃え

デメリット

各種取引手数料が高い
国内の取引に限定される

田中貴金属で金を売買する場合の最大のデメリットは、売買価格が相手(田中貴金属側)の言い値になってしまうこと。これは、金を保有する田中貴金属が価格変動リスクを背負っているため仕方ない部分ではあります。

また、海外転居時に取引が制限されてしまう点も大きなネックです。せっかく”有事の金”を購入したとしても、日本国内に居住していないと利用できないのでは本末転倒です。国内限定でしか取引ができないという点は、リスク分散という観点では、あまり適さないように感じます。

一方、保管料が無料であることは、放ったらかしで保有したい場合に安心です。

また、実店舗で現物を見れることや地金以外の希少価値の高いコインの販売など、選択肢が豊富な点は利用者にとって大きなメリットです。

結論 あなたは何を信じるのか?

この記事では、2つのオンライン金地金業者、英国発の「ブリオンボールド」と日本でもおなじみの「田中貴金属」を国内外代表として比較してみました。

ブリオンボールドと田中貴金属のどちらを選択するかは、最終的にはあなたのニーズと好みによります。どちらのプラットフォームにも長所と短所がありますが、重要なのは、どの機能があなたにとって最も重要かを見極めることです。

調べてみた結果としては、ブリオンボールドは億万長者(資産一億円)くらいないと手を出せないかなぁ…というのが正直な感想です。

ではまた!

よくある質問 – FAQs

Q: これらのプラットフォームで私の投資は安全ですか?

A: はい、どちらのプラットフォームも安全な保管方法を提供しており、金地金市場で評判の高い企業です。

Q: これらのプラットフォームは国際配送を行っていますか?

A: ブリオンボールドは海外発送を提供しています。一方、田中貴金属は主に日本市場を対象としています。

Q: 隠れた手数料はありますか。

A: 両プラットフォームとも、価格に関しては透明性があります。

Q: 売却した金地金を戻すことはできますか?

A: はい、どちらのプラットフォームも買い戻しオプションを提供しています。


この包括的なレビューが、金地金をどこで購入するかについて、十分な情報を得た上での決断の一助となれば幸いです。さらにご質問がある場合は、各プラットフォームに直接お問い合わせください。

投資に関する免責事項:本記事で提供される情報は、情報提供を目的としたものであり、法律や財務に関するアドバイスとして考えるべきではありません。あなた自身のニーズに最も適したものを決定するためには、専門家や弁護士に相談するべきです。本記事に掲載された情報に従う結果について、執筆者は何ら保証するものではありません。また、本記事における知識の使用や適用から生じた責任も免責します。投資にはリスクが伴います、元金の損失の可能性を含みます。過去のパフォーマンスは将来のリターンを保証するものではありません。歴史的リターン、予想リターン、確率的な予測が実際の将来のパフォーマンスを反映していない場合があります。全ての証券にはリスクが伴い、損失を招く可能性があります。私たちが使用する第三者からのデータは信頼性があると信じられていますが、提供されたデータの正確性や完全性を保証するものではありません。本記事は証券の購入や売却を勧誘または推奨するものではありません。執筆者は登録投資顧問ではありません。

もしも金が宇宙で採掘されたら?

もし宇宙で金が採掘されたら、ゴールドの価値は失われるか?これは、ゴールド(ETF含む)投資家にとって深刻な問題です。

「宇宙黄金時代:未来の富を求めて」は、この問題を背景に、宇宙の黄金採掘、ビジネス戦略、投資の未来について考察する物語です。

ぱぱぞん著(?)
宇宙黄金時代:未来の富を求めて

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