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AI関連ETF比較【BOTZ/ROBO/ARKQ/DRIV】おすすめ米国ETF

業種別ETF
この記事は約13分で読めます。

こんにちは。ぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。

海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。

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2023年 Firstrade証券が全米7位の高評価!!

AIアートの「MidJourney」や会話形AI「ChatGPT」が大きな話題を読んでおり、わたし自身もその使い方を日々、試行錯誤しております。

様々な仕事がAIに代替され、人間の仕事のほとんどは駆逐されてしまいそうな勢いの中、AI関連銘柄への投資の需要も高まっているようです。

ティッカーシンボルがズバリ“AI”の企業「C3ai(AI)」は、AI(人工知能)IoT(モノのインターネット接続)を活用し、企業のDX(デジタル変革)を加速させる企業で、2023年の年初来150%の急上昇を見せています。

そこで今回は、AI関連ビジネスにまとめてに投資できるETFを探し、比較・検討してみたいと思います。

※本記事は2024年3月時点での情報です。

AI関連ETF4本を比較

まずは4つのAI関連ETFの主要スペックを純資産総額順に並べて比較してみましょう。

銘柄名資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年平均
成長率
5年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近6ヶ月
資金流入
BOTZ2.39B1.27M430.68%0.18%13.2%-51.9%0.5230M
ROBO1.35B69K790.95%0.05%11.8%-41.0%0.48-105M
ARKQ929M110K370.75%0.00%12.9%-52.6%0.48-135M
DRIV626M154K760.68%1.62%16.2%-34.1%0.59-141M
※2024年3月時点

純粋にAIに特化しているETFは、資産総額1位のBOTZ(Global X Robotics & Artificial Intelligence ETF)だけで、その他はどちらかというとロボットの”自動化”に関連するETFです。

詳しくは保有する主要銘柄の内訳を見てみましょう!

BOTZ比率
(%)
ARKQ比率
(%)
DRIV比率
(%)
ROBO比率
(%)
NVDA17.6%TSLA10.3%NVDA4.74%AZTA2.2%
ISRG11.0%PATH9.44%GOOGL3.99%ISRG2.0%
ABBN.SW8.53%KTOS8.13%7203.T3.88%ILMN1.9%
6861.T7.03%TRMB7.26%INTC3.75%IRTC1.9%
6954.T5.43%IRDM7.13%QCOM3.49%KARN.SW1.8%
DT5.07%TER6.85%AAPL3.43%NVDA1.7%
PATH4.56%AVAV4.13%HON2.83%6861.T1.7%
6273.T4.15%KMTUY3.88%MSFT2.74%NOW1.7%
6506.T3.57%ACHR3.86%TSLA2.39%G1A.DE1.7%
6383.T3.21%DE3.69%6501.T2.38%HEXA-B.ST1.6%
その他29.8%その他35.4%その他66.4%その他81.8%
青文字は重複銘柄

一般的にテーマ型ETFは、重複が多くなりがちですが、今回ピックアップした4つのETFに関しては、重複がほぼありません。AI分野に限ってはまだまだ発展途上であり、多数のベンチャーがしのぎを削っているのかもしれませんね!

それでは、各ETFについて深堀りしてみたいと思います。

BOTZ|Global X Robotics & Artificial Intelligence ETF

BOTZ資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年平均
成長率
5年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
24/032.39B1.27M430.68%0.18%13.2%-51.9%0.5230M
23/021.58B554M440.68%0.16%9.4%-51.9%0.42-29.8M

「BOTZ」は、2016年に設立されたGlobal Xブランドの、ロボット工学人工知能に関連する企業に投資するためのETFです。具体的には、ドローン、医療ロボット、予測分析ソフトなど、ハード・ソフトを問わず幅広い分野をカバーしています。

2024年3月時点では、上位10銘柄に日本企業も5社がランクしており、日本企業も捨てたもんじゃないなと感心させられました!

構成43銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約70%とすでに時価総額のバランスがトップ集団に集中し始めています。

NameSymbol% Assets
NVIDIA CorpNVDA17.6%
Intuitive SurgicalISRG11.0%
ABB LtdABBN.SW8.53%
Keyence Corp6861.T7.03%
Fanuc Corp6954.T5.43%
Dynatrace Inc
Ordinary Shares
DT5.07%
UiPath Inc Class APATH4.56%
SMC Corp6273.T4.15%
YASKAWA Electric6506.T3.57%
Daifuku Co Ltd6383.T3.21%
その他29.8%

ピックアップ
保有比率第5位の「Fanuc Corp(6954)」は、高収入で有名なキーエンスに次ぐ、日本株としての保有比率第2位です。ファナックの強みは、高い技術力で従業員の30%以上がエンジニアという技術集団です。主力製品は、コンピューター数値制御による高性能の工作機械で、世界シェア50%を締めつつ「壊れない・壊れる前に知らせる・壊れてもすぐ直せる」という日本らしいモットーで、高い人気と信頼を集めています。

ROBO|ROBO Global Robotics and Automation Index ETF

ROBO資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年平均
成長率
5年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
24/031.35B69K790.95%0.05%11.8%-41.0%0.48-105M
23/020.14B46K820.95%0.17%12.9%-41.1%0.55-46.2M

ROBO」は、AIを含む、ロボット・自動化などのテクノロジー企業に幅広く投資するためのETFです。

分散性を重視しており、1社の保有比率は1.9%以内に収まるように設定されています。

構成79銘柄のうち、上位10銘柄の構成比率が約18%と分散性は非常に高いです。

NameSymbol比率
(%)
Azenta IncAZTA2.2%
Intuitive Surgical IncISRG2.0%
Illumina IncILMN1.9%
iRhythm TechnologiesIRTC1.9%
Kardex Holding AG
Registered Shares
KARN.SW1.8%
NVIDIA CorpNVDA1.7%
Keyence Corp6861.T1.7%
ServiceNow IncNOW1.7%
GEA Group AGG1A.DE1.7%
Hexagon AB Class BHEXA-B.ST1.6%
その他81.8%

ピックアップ
保有比率第8位の「ServiceNow」は、企業のデジタルワークフローを自動化するクラウドベースのプラットフォームを提供するテクノロジー企業です。直近1年で株価は+75%とAIブームの波に乗り絶好調です。約6,900社をサポートし、Fortune 500約85%にもサービスを提供しており、実績も十分な企業です。

ROBO v.s. BOTZ 重複率と比較

引用:Fund Overlap

ARKQ|ARK Autonomous Technology & Robotics ETF

ARKQ資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年平均
成長率
3年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
24/03929M110K370.75%0.00%12.9%-52.6%0.48-135M
23/02970M94K370.75%0.75%13.5%-52.6%0.51-117M

ARKQ」は、一昨年一世風靡したARK社が運用する自動化技術関連企業に特化したETFです。

ARK社のETFに共通するテーマは「破壊的イノベーション」特にエネルギー、自動化と製造、材料、人工知能、および輸送に関連する新しい製品やサービスへの投資を目指しています。

構成37銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約53%と分散性はやや低めです。

NameSymbol比率
(%)
Tesla IncTSLA10.3%
UiPath Inc Class APATH9.44%
Kratos Defense &
Security Solutions Inc
KTOS8.13%
Trimble IncTRMB7.26%
Iridium CommunicationIRDM7.13%
Teradyne IncTER6.85%
AeroVironment IncAVAV4.13%
Komatsu Ltd ADRKMTUY3.88%
Archer Aviation IncACHR3.86%
Deere & CoDE3.69%
その他35.4%

ピックアップ
保有比率第5位の「Iridium Communications Inc(IRDM)」は、直近一年で唯一プラス成長している銘柄。衛生インターネットサービスを提供し、22年第3四半期に過去最高の収益を記録した事で成長期待が高まり、株価を大きく上昇させました。奇しくもウクライナ侵攻がきっかけとなり、イーロン・マスクのスターリンクのおかげで衛星通信が脚光を浴び、急成長するIoTのニーズをカバーするための採用が急増しています。

ARKQ v.s. BOTZ 重複率と比較

引用:Fund Overlap

DRIV|Global X Autonomous & Electric Vehicles ETF

DRIV資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年平均
成長率
5年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
24/03626M154K760.68%1.62%16.2%-34.1%0.59-141M
23/02920M226K760.68%0.24%20.0%-34.1%0.71-75M

DRIV」は、BOTZと同じGlobalXブランドの自動運転車関連企業に特化したETFです。

自動運転車においても、AIの活用は必要不可欠であり、AIの技術発展と車業界との親和性は非常に高いです。紹介する4本のETFの中では、安定した成長を続けています。

構成76銘柄のうち、上位10銘柄の構成比率が約33%で、分散性は高めです。

NameSymbol比率
(%)
NVIDIA CorpNVDA4.74%
Alphabet IncGOOGL3.99%
Toyota Motor Corp7203.T3.88%
Intel CorpINTC3.75%
Qualcomm IncQCOM3.49%
Apple IncAAPL3.43%
Honeywell InternationalHON2.83%
Microsoft CorpMSFT2.74%
Tesla IncTSLA2.39%
Hitachi Ltd6501.T2.38%
その他66.4%

ピックアップ
保有比率第10位の「Hitachi Ltd」は、直近一年で株価が+85%と絶好調の日本の日立。2021年に自動車部品メーカー4社を統合し「日立Astemo」を設立。世界に向けたサプライヤーとして、世界の自動車メーカーの開発を縁の下で支えています。

DRIV v.s. BOTZ 重複率と比較

引用:Fund Overlap

AI関連ETFの購入方法

米国ETFの買い方

AI関連ETFの取り扱いは、国内証券会社でも「ARKQ」以外なら購入できます。

シンボルFirstrade証券楽天証券SBI証券DMM 株ウィブル
BOTZ
ROBO
ARKQ
DRIV
米国ETF
取扱数
全銘柄
(2千以上)
400+ 400+290+2,000+

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結論

以上「AI関連ETF4本」を比較してみました。

長年続いていた人工知能の開発ですが、ここに来て急激な進化を遂げています。AIに投資しておくことももちろん重要ですが、実際に触ってみてその性能を実感してみるのも良いかもしれません。

ちなみに今回のブログのヘッダー画像は「MidJourney」にて制作してみました。

ではまた!

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