こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
2005年に英語が苦手すぎて中国語留学(内モンゴル)で知り合ったぼくたち夫婦が「結局英語のほうが使うよね〜」と子ども達を連れて、2023年4月よりマレーシアで教育移住生活をスタートさせました。
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海外移住の主な目的は”教育のため”ではありましたが、家族一同、学位的なものにはほぼ興味がなく、海外生活で日本以外について学んでもらえれば良いかなと考えていました。
が改めて、学校選びをすることとなり「IGCSE」が嫌がおうにも目に付きました。
そこで湧き出る疑問。
IGCSEを取得することは
英語を母国語としない子にとってどの程度の難易度なのかな?
これは、世界中の生徒や保護者の頭をよぎった疑問です。さっそく調べてみましょう!
今回の記事では「英語非ネイティブのIGCSE取得の難易度」について解説します。
IGCSEとは?≒ 国際的な高卒資格
国際中等教育修了証(IGCSE)は、14〜16歳の生徒を対象としたイギリスの中等教育を終えるための認定試験の一つ。
学問的に厳格なカリキュラムで、生徒が総合的な知識と技能を身につけられるよう、70以上の幅広い科目を提供しています。
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IGCSEにおける英語力の重要性
IGCSEは、授業と試験の主要言語が英語であるため、英語力は不可欠です。
英語科目の成績に影響するだけでなく、他のすべての科目の理解力、分析力、対応力にも影響するため、非英語ネイティブにとっては、最優先すべき学習項目となります。
英語4技能のうち、どの技能に重点を置くべきか?
英語の4技能とは、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングです。
IGCSEの試験に見事に合格するには、これらすべての分野をしっかりと把握することが重要です。
リーディング
IGCSEでは、読解力が鍵となります。
試験では、フィクション、ノンフィクション、詩、その他の専門的な文章など、様々な文章に出会います。これらの文章を正確に理解し、解釈できることは、英語と文学の試験だけでなく、提供された教材を理解することが必要な他の科目でも役立ちます。
ライティング
IGCSEでは、自分の考えを明確かつ効果的に文章で表現することが求められます。
ライティングスキルは、英語と文学の試験に限らず、歴史、地理、経済など、記述や分析的な文章が評価の重要な部分を占めるほぼすべての科目に影響します。
リスニング
リスニング力は、英語の試験でのみ問われます。
しかし、授業の理解においては、優れたリスニング力が重要になります。基本的なリスニング力を身につけることで、授業中の学習を有効活用することができます。
スピーキング
スピーキング力は、ESL(第二言語としての英語)でのみ問われます。
しかし、効果的なスピーキングスキルは、クラスでのプレゼンテーション、グループディスカッション、教師や仲間との交流に役立ち、総合的な語学力と自信につながります。
Form1からスタートする場合の中間目標
生徒が Form1 から始める場合、中間目標を設定することは、英語力を段階的かつ着実に向上させるために必要な戦略です。
英語力を強化する上で、一般的に推奨されているステップは次の通りです。
語彙の増強
最初の段階では、語彙を増やすことに集中しましょう。
様々な単語を知っていれば、理解力も表現力も向上します。
我が家の娘は、ゲームをしながら語彙を増やせる「英語物語」というアプリを使って、スキマ時間にコツコツ語彙を増やしています。
英語学習ゲーム (英語物語) 会話・文法・英単語の勉強アプリ
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文法と文の構成
次に、文法規則と文の組み立てに取り組みます。時制、前置詞、接続詞などの文法を正しく使うことは、読み書きする上で非常に重要です。
我が家の娘は、日本語の書籍で文法を学んでいますが、まだしっくりした方法が見つかっていないようです。
中学生向けでなにか良い方法があれば、ぜひ教えてください^^;
読解力
そして、様々な文章を読み、理解する練習をする。
簡単な文章から始め、徐々に複雑な文章に移行しましょう。
我が家の娘は、読書が好きな方ですが、英語で読みたい本がまだ見つかっていません。英語の難易度が低く、かつ中学生が面白がれる本って何なんでしょう???
とりあえず、ディズニーをかってみましたが、これでもまだ難しすぎるみたい…
かなり個人差あると思いますが、こちらもご意見絶賛募集中!
ライティング練習
定期的にライティングの練習をすることで、英語の文章力を飛躍的に向上させることができます。短文から始め、徐々に長文に移行していきましょう。
Google翻訳という便利な悪魔がいるこの時代に、ライティングスキルをいかに上げるかは大きな課題。。。
我が家では、ChatGPTに英語の話し相手になってもらいチャット形式で会話をするという方法を試しています。
とは言え、まだまだ習慣化できてないので、ルーティン化できる仕組みを試行錯誤中です。
(試行錯誤中)
以上が、英語上達で推奨される流れですが、これに同時進行でリスニングとスピーキングのスキルも向上させる必要があるという・・・。いくら時間が合っても足りませんね(T_T)
我が家の娘は、オンライン英会話と英会話アプリを活用しています。
スピーク(Speak)- 英会話アプリ
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IGCSE科目を理解する
IGCSEの科目は次の6つのカテゴリに分けられています。
English Language and Literature – 英語と文学
Languages – 言語
Humanities and Social Sciences – 人文・社会科学
Sciences – 科学
Mathematics – 数学
Creative & Professional – 創作&専門分野
各カテゴリの詳細について見ていきましょう。
English Language and Literature – 英語と文学
IGCSE の英語科目は、英語の中でも高度な文法、語彙、文章術などを学びます。
特に日常生活で英語を日常的に使用しない非英語ネイティブの生徒にとっては、かなり難しい科目です。
- English – First Language (第一言語)
- English – Literature (文学)
- English (as an Additional Language) (追加言語として)
- ESL (Count-in speaking) (第二言語としての英語 – 会話含む)
- ESL (Speaking endorsement) (第二言語としての英語 – 会話推奨)
- World Literature (世界文学)
Languages – 言語
言語科目では、様々な言語の読み/書き/話す/聞く能力を学びます。
対象となる言語は30個以上、それぞれの言語を深く理解し、コミュニケーションを円滑にすることを目的としています。
アフリカーンス語, アラビア語, バハサインドネシア語, 中国語, 中国語(普通話), 英語, フランス語, ドイツ語, ヒンディー語, イシズール語, イタリア語, マレー語, ポルトガル語, セツワナ語, スペイン語, スワヒリ語, タイ語, トルコ語, ウルドゥー語, ベトナム語
※科目としては日本語もあるようですが、日本語自体の難易度が高いこと、他の言語よりも人件費が高いなどの理由で、一般的なカリキュラムでは採用されないことがほとんどのようです。
Humanities and Social Sciences – 人文・社会科学
人文・社会科学科目は、人間の社会、文化、行動を探求する魅力的な科目です。
人間の社会、文化、行動を探求する魅力的な科目であり、 生徒に世界とその中での自分の位置づけをより深く理解させます。
これらの科目は、多くの場合、多読とエッセイライティングを必要とするため、英語を母国語としない生徒にとって、複雑な文章を理解し、詳細な回答を書くことの難易度はかなり高めです。
- Economics (経済学)
- Geography (地理学)
- Global Perspectives (国際的な視点)
- History (歴史)
- History – American (アメリカ史)
- Islamiyat (イスラミヤット)
- Latin (ラテン語)
- Pakistan Studies (パキスタン研究)
- Religious Studies (宗教学)
- Sanskrit (サンスクリット語)
- Sociology (社会学)
Sciences – 科学
科学科目は、科学的な理論、原理、実践的な実験などで構成されています。
事実、数字、科学的概念などに重点を置いてはいますが、英語力の必要性を甘く見るべきではありません。
科学用語は、英語を母国語としない人々にとってはかなり難しいものです。
- Agriculture (農業)
- Biology (生物学)
- Chemistry (化学)
- Environmental Management (環境管理)
- Marine Science (海洋科学)
- Physical Education (体育)
- Physical Science (物理科学)
- Physics (物理学)
- Science – Combined (統合科学)
- Sciences – Co-ordinated (調整された科学)
Mathematics – 数学
数学科目は、基礎的な算数から高度な微積分まで、幅広いトピックを扱います。
数字や公式が中心ですが、問題や指示を理解するためには、最低限の英語の理解も必要です。
- Mathematics (数学)
- Mathematics – Additional (数学 – 追加)
- Mathematics – International (数学 – 国際)
- Mathematics (US) (数学 (米国))
Creative & Professional – 創作&専門分野
クリエイティブ&プロフェッショナルは、理論的な知識と実践的なスキルの融合です。
これらの科目は、アート、デザイン、音楽のようなあまり言語を必要としないものから、ドラマやプログラミングのような言語に依存するものまで、幅が広いです。
英語力の必要性に関しては、選んだ科目によって大きく異なります。
- Accounting (会計)
- Art & Design (アート&デザイン)
- Business Studies (ビジネス事例)
- Computer Science (コンピュータサイエンス)
- Design & Technology (デザイン&テクノロジー)
- Drama (ドラマ)
- Enterprise (エンタープライズ)
- Food & Nutrition (食物&栄養)
- ICT (情報通信技術)
- Music (音楽)
- Physical Education (体育)
- Travel & Tourism (旅行&観光)
英語を母国語としない人のためのIGCSE科目の難易度
英語を母国語としない人にとってのIGCSE科目の難易度は、科目によって大きく異なります。
単に言語を理解するだけでなく、その言語が使用される学問的、文化的背景を理解することが重要です。
英語を母国語としない生徒にとっては、特に人文科学や社会科学やビジネス事例のような科目は、言語スキルへの依存度が高いため、より困難と感じるかもしれません。
結論: 挑戦の受け入れと成功
今回の記事では「英語非ネイティブのIGCSE取得の難易度」について解説してみました。
結論として、英語を母国語としない生徒にとって、IGCSE は確かに大きな挑戦となりますが、乗り越えられないものではありません。
適切な準備、リソース、考え方があれば、このカリキュラムに取り組むだけでなく、卓越した成績を収めることができます。
道のりは険しく高い山に見えますが、ペースを確認しながら一歩ずつ前進していきたいと思います。
ではまた!
よくある質問 – FAQs
IGCSEにはいくつの科目がありますか?
IGCSEの科目は、6つのカテゴリーに70個以上の科目があります。
IGCSEでは英語は必修ですか?
IGCSEのカリキュラムでは、英語は必修科目です。
英語非ネイティブ生徒はIGCSEで優秀な成績を収めることができますか?
もちろんです!より難しいかもしれませんが、英語を母国語としない生徒の多くがIGCSEの試験で優秀な成績を収めています。
IGCSEを受験する場合、どのような情報源がありますか?
教科書、オンラインコース、個人指導サービスなど、利用可能なリソースは数多くあります。重要なのは、自分に最適なものを見つけることです。
IGCSEのために英語を上達させるには?
英語のリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングを定期的に行うことで、語学力を向上させることができます。さらに、言語学習アプリを使ったり、オンライン科目を受講したり、必要であれば家庭教師を雇うこともできます。