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【過去の記録用】マレーシア MM2Hビザ とは?知らなきゃ損するお得なビザ

マレーシア MM2Hとは ビザ
この記事は約8分で読めます。

※本記事のMM2Hに関するは、すでに“昔話”となっています。好条件のビザは、いつまでも継続しないという記録として残します。MM2Hに関する最新の情報は、順次更新してお知らせします。

以下は、マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)に関するニュースのタイムラインです。

20年08月:COVID-19パンデミックとプログラムの再評価のため、ビザ発行を一時停止 ソース

21年10月:ビザ発行条件を厳格化し再開 ソース

22年6月:新条件発表後、1,461人がMM2Hプログラムからの撤退を申請したことが発覚 ソース

23年4月:政府がMM2Hの基準を見直すことに同意 ソース

23年6月:担当大臣がMM2Hを[プラチナ、ゴールド、シルバー]の3つのカテゴリーに分けると発言 ソース

こんにちは。
大学時代、中国を旅行中にホテル代わりに利用していた大学に、そのまま語学留学しちゃったノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

※一年後、ビザ無しが警察に発覚しそうになり、慌てて日本に帰りました。

本日は、若気の至りでビザをなめきっていた私が惚れ込んだマレーシアのMM2Hビザについて解説したいと思います。

※その後、9月に隠れたマレーシア長期滞在ビザ「S-MM2H」なるものが発表されました。

どこかしらで「MM2H」という言葉を聞きつけ、早速検索した好奇心旺盛なあなたに、その魅力をとくとお伝えします。

この続きを読むと「MM2H」の魅力に取り憑かれてしまいますので、日本を離れたくない方は、ここから先は読まずにページをそっと閉じてください。

MM2Hとは?

MM2Hとは、マレーシ・マイセカンドホーム(Malaysia My Second Home)の略で、マレーシア政府が発行している長期滞在ビザです。

  • 年齢制限なし
  • 10年間有効(更新も可)
  • 滞在義務なし(出入り自由)
  • 家族の同行可能 ※配偶者、21歳未満の未婚の子供、60歳以上の両親

新興国のビザということもあり、かなり自由度の高いビザですが、そのゆるさ故に弱点もあります。

MM2Hは色即是空

アタリマエのことですが、ビザの制度は常に変化し続けています。

さかのぼってみると、1987年に55歳以上の定年退職者を対象とした「シルバー・ヘア・プログラム」が「MM2H」の原型です。

その後、移住を推進するために条件を緩和しながら、2002年に「MM2H」と名称を変更し、年齢制限も撤廃しました。

その後、マレーシアでは40,000人以上がMM2Hビザを取得しており、基本的に制度は厳格化されてきています。

直近2年ほどでも以下のような動きがあったようです。

  • 2018年1月 自動車輸入・購入特典の廃止
  • 2018年10月 ビザ発給の一時凍結
  • 2019年3月 発給再開&新規定発表

また、デモが多発する香港で、移住先の候補ととしてマレーシアが選ばれるようになってきたこともあり、マレーシアには海外からの移住者が増え続けている状況です。

この状況は、ビザ申請条件のさらなる厳格化につながるものと考えます。

MM2Hのメリット

冒頭でも述べたとおり、まず使い勝手が良い点が大きなメリットです。

  • 年齢制限なし
  • 発行から10年間有効(更新も可)
  • 滞在の義務なし(出入り自由)
  • 家族の同行可能 ※配偶者、21歳未満の未婚の子供、60歳以上の両親

さらにビザ自体のメリットではないですが、移住することで付随するメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  1. 銀行口座が開設できる
  2. 税金面で有利

それぞれ詳しく解説します。

銀行口座が開設できる

ビザを取得することで、銀行口座を開設することができます。マレーシアの銀行の金利は2.5%以上(2020年3月現在)と日本の250倍!

【更新】2020年1月末 #マレーシア政府政策金利引き下げにより、金利が下がりました

さらに、補足事項として、

  • 定期預金の利子に対しては、税金が免除
  • マレーシア版ペイオフ制度DIS(Deposit Insurance System)あり
  • 原則1人1銀行につき25万リンギット(約675万円相当)補償

ただしマレーシア・リンギット建ての預金になるため、為替リスクはあります。

過去20年の為替変動幅は、RM1=24〜35円を推移しています。2020年3月現在では、26円前後となっており、比較的お得な水準だと思います。

税金面で有利

マレーシアは、アジアの隠れた資源国であり、税収の3割を石油関連で賄っているそうで、税金は比較的低めの国です。

  1. 所得税 最大28%
  2. 住民税 なし
  3. 消費税 なし
  4. 相続税&贈与税 なし

それぞれ詳しく解説します。

所得税 最大28%

MM2Hビザを取得した場合、国内での就労が禁止されるため、マレーシアでの所得税は、実質0%になります。

住民税 なし

マレーシアには、住民税がありません

消費税 なし

消費者に対する消費税はありませんが、事業者に対し5 or 10%の売上税があり、実質商品価格に上乗せされています。

また、特定のサービス業(飲食、宿泊、レジャー関連など)に対して6%の税率がかかる「サービス税」があります。

贈与税&相続税  なし

マレーシアには、相続税、贈与税はありません

ただし、贈与者、受贈者ともに日本を離れて10年以上経過していない場合は、日本の贈与税&相続税の対象になります。日本は厳しい。。。

参照)1 課税対象となる財産の範囲
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4432.htm

MM2Hの申請条件

MM2H申請で重要な条件は、大きく2つあります。

  • ①無犯罪証明
  • ②経済的証明

それぞれ詳しく解説します。

無犯罪証明

無犯罪証明書(犯罪経歴証明書)とは、警察が発給する犯罪履歴の有無を証明する公文書です。警視庁または各都道府県本部にて取得可能です。

申請の代表者のみ、過去に犯罪を犯していないことを証明する必要があります。

ちなみに、もしあなたが過去に犯罪を犯していたとしても、罰金刑から5年経過、禁固刑から10年経過、執行猶予の期間終了後、であれば犯罪歴はリセットされるそうです。

経済的証明

経済的証明は、50歳以上と50歳未満で条件が違います。

申請条件50歳以上50歳未満
収入証明月額RM 1万以上
(約30万)
月額1万RM 以上
(約30万)
資産証明RM35万以上
(約1050万円)
RM50万以上
(約1500万円)
定期預金作成RM15万以上
(約450万円)
RM30万以上
(約900万円)
2020年時点の条件→2021年に変更済み

収入証明

  • 収入は夫婦合算OKですが、代表者の割合が70%(約21万円)以上必要
  • 必要書類① 年金通知書 or 給与明細書
  • 必要書類② 銀行通帳コピー or オンライン明細書

※自営業の方に書類作成には少しコツがいるので、こちらの記事もご確認ください。

2020|MM2Hの収入証明・個人事業主やフリーランスはどうやって証明する?
こんにちは、マレーシア移住予備軍ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。現在、私達家族はマレーシア移住を目指し、MM2Hビザの取得を進めております。MM2Hをご存じない方は、まずこちらをご覧ください。注意2020年7月 MM2...

資産証明

  • 申請の直近3ヶ月間分、規定額以上の残高証明が必要

定期預金作成

  • 仮承認後、6ヶ月以内の口座作成が必要

【関連】申請に必要な書類作成の手順をまとめてみました

MM2Hの必要書類をスムーズに用意する手順【フリーランスは注意!】
こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。書類多すぎてなにから手を付ければ良いものか…。会社員でない僕は収入証明の手配に3ヶ月を要したため、僕同様フリーランスの方は、特に参考にして頂ければと思います。MM2H公式サイ...

MM2Hの申請・取得方法

申請方法は、個人申請エージェント申請がありますが、日本在住の方であれば圧倒的にエージェント申請がおすすめです。その理由は、

  1. 失敗が許されない
  2. スピードが命
  3. コスパが良い

それぞれ詳しく解説します。

失敗が許されない

マレーシアのお役所も日本と同様、典型的な役所体質のようです。

テンプレ的な申請書でも、前例通りであればすんなりスルーされますが、個人が作成したオリジナリティーあふれる申請書は、目立ってしまうため、かえってリスクが高いです。

エージェントによっては年間数千人分の申請を行っており、そのノウハウたるや圧倒的です。

個人申請で失敗してしまうと、その履歴が残り、エージェント側でも代理申請をお断りせざるを得ないといった場合もあるようです。

スピードが命

冒頭でも述べたとおり、MM2Hの制度自体が不安定で、いつ発行停止するかわからない状況です。

制度自体が変わりやすいため、現地の最新情報をアップデートしながら申請を行う必要がありますが、個人申請者自体が少ないためネットでもその情報は手に入りにくいです。

前述のように現地で日々申請を行っているエージェントであれば、最新情報をもとにポイントを抑えた申請書を作成できるので、スムーズに申請が進みやすいです。

申請時期の遅れはビザ取得の可否に直結します。

コスパが良い

代理申請にかかる費用は夫婦で20万円程度です。個人で申請書類を作成する作業にも、書類の英訳や郵送費など細々とした費用がかかります。

何よりあなたの貴重な時間が奪われます。

度も繰り返し行うような作業であれば、自分で勉強してやるのも良いですが、人生1度きりの作業にその価値はないと思います。

まとめ

私は申請を急いでいたので、ざっくり比較して、STEP1 Malaysia.com さんに申請をお願いしましたが、じっくり比較したい人のために正規代理店リストから、日本語対応できそうなエージェンをまとめてみました。

ご興味ある方はこちらの記事でご確認ください。

MM2Hビザ申請-日本語対応エージェント(代理店)まとめ
こんにちは、Duolingoという語学学習アプリでゴールドリーグから先に進めず、涙しているノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。現在、私達家族はマレーシア移住を目指し、MM2Hビザの取得を進めており、エージェントとして、ST...

以上、マレーシアのMM2Hビザについてまとめてみました。

一番の肝は、この制度がいつまで続くかわからないということです。
世界中で永住権は、厳格化の流れですので、いつかマレーシアに住みたいとお考えの方であれば、早めに取得しておくのが良いと思います。

また、今回は触れていませんが、MM2Hのデメリットについても解説してみました

2020|抑えておきたい「MM2H」取得時の最大のデメリット【定期預金】
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