▶ビットコイン自動積立プログラム「note」で販売中!
【PR開示】当ブログの記事には、アフィリエイトリンクが含まれている場合があります。 詳しくは利用規約をご覧ください。

2020|フィリピン永住権ビザ4選【SRRV/APECO/クオータビザ】

2020|フィリピン永住権ビザ4選【SRRV/ASRV/クオータービザ】 ビザ
この記事は約6分で読めます。

こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

現在、私達家族はマレーシア移住を目指し、MM2Hビザの取得を進めておりますが、
コロナ後、新規申請受付は停止中の状況で先行きが不透明な状況です。

そんな中、7月からフィリピンのビザ発行が再開したとの噂を聞き、フィリピンのビザについて改めて調べてみることにしました。

注意

2021年5月 50才以上に限りSRRVビザ新規受付を再開
50才以上に限り受付が再開されましたが、受付には現地でのタイ在手続きが必要になります。入国制限については最新情報をご確認ください。
|フィリピン退職局 https://pra.gov.ph/

フィリピンのビザは、大きく①移民ビザ、②非移民ビザ、③特別ビザの3つに別れ、細かく分類すると14種類ほどになります。

その中でも、外国人が永住権(無期限滞在)としてよく利用しているのが「③特別ビザ」です。

今回は、特別ビザの中でも、家族の海外移住に適した下記4種類についてご紹介したいと思います。

  1. クオータビザ
  2. SRRV【CLASSIC】
  3. SRRV【SMILE】
  4. ASRV (APECO Special Resident VISA) ※旧APRV

マレーシアMM2Hとの比較をして、フィリピンの永住権をご検討される方の参考になればこれ幸いです。

フィリピン永住権ビザの条件比較

まずはフィリピンの永住権として使えるビザの概要をまとめてみました。

ビザ名カテゴリ年齢
制限
現地
更新手続
滞在日数
(滞在義務)
住居の
必要性
就労手続き
(現地滞在)
クオータビザ移民ビザ20歳
以上
毎年
※千円
無制限
(なし)
あり可能約45日
SRRV
-CLASSIC
リタイア
ビザ
50歳
以上
毎年無制限
(なし)
あり可能約45日
SRRV
-SMILE
リタイア
ビザ
50歳
以上
毎年無制限
(なし)
あり可能約45日
ASRV
※旧APRV
投資家ビザなし5年ごと
※7.5万円
無制限
(なし)
なし可能5日
※SRRV = Special Resident Retiree’s Visa、ASRV = APECO Special Resident VISA
※SRRV、コロナ後、50歳以上限定で再開

基本的な条件面では、以下の3点において「APECO」の利便性が高いです。

・現地での手続が5日間と短い
・現地での更新作業が5年に1回で済む
・現地に住居を確保する必要がない

フィリピンに完全に移住する場合は問題ないですが、いざという時のために永住の権利だけ欲しいといった場合には、住居の確保1年毎の現地での更新作業は大きな負担となりそうです。

フィリピン永住権ビザの取得費用比較

フィリピン永住権ビザの取得・維持にかかる費用をまとめてみました。

ビザ名代理店費用
(目安)
申請費用預託金年会費初期費用
合計
クオータビザ約250万円$50,000
(約550万円)
約800万
【約250万消費】
SRRV
【CLASSIC】
約20万円$1,400
(15.4万円)
$50,000
(約550万円)
$360
(39,600円)
約570万
【約40万消費】
SRRV
【SMILE】
約20万円$1,400
(15.4万円)
$20,000
(約220万円)
$360
(39,600円)
約270万
【約40万消費】
ASRV(APECO)
※旧APRV
75万円$25,000
(約275万円)
+150万円
7,500円約500万
【全額消費】

費用については、それぞれ条件が大きく異なります。

クオータビザ
 初期費用が高いが、預託金5万ドルはビザ取得後に開放される
SRRV【CLASSIC】
 初期費用は安いが、預託金5万ドルは金利なし
 ビザ取得1ヶ月後から退職庁選定不動産の購入に使用可能。
SRRV【SMILE】
 初期費用は安いが、預託金2万ドルは金利なし
ASRV (APECO)
 預託金の必要はないが、申請費用が高い

50歳以上に対する優遇

SRRV【CLASSIC】には、50歳以上に対する「預託金」の優遇があります。

年齢制限預託金
50歳以上$20,000
(約220万円)
50歳以上の年金受給者
単身:$8,000/月
夫婦:$10,000/月
$10,000
(約110万円)

預託金が同額以下になるのであれば、50歳以上の方は「CLASSIC」あえて「SMILE」を選択する理由はないので「CLASSIC」一択で良いと思います。

4人家族を想定した取得費用

より具体的なイメージをするため、家族分の費用も計算してみました。
太字の+で書かれている部分が追加でかかる費用です。

※残念ながら「クオータビザ」には家族付帯の特典はなく、未成年が取得した場合、20歳でビザが無効になるとのことで家族で取得するには候補にならないため除外しました。

ビザ名代理店費用
(目安)
申請費用預託金年会費初期費用
合計
SRRV
【CLASSIC】
約20万円
+10万円
$1,400
+$900
(25.3万円)
$50,000
+$15,000
(約715万円)
$360
+$100
(50,600円)
約775万
【約60万消費】
SRRV
【SMILE】
約20万円
+10万円
$1,400
+$900
(25.3万円)
$20,000
+$15,000
(約385万円)
$360
+$100
(50,600円)
約445万
【約60万消費】
ASRV(APECO)
※旧APRV
75万円
+22.5万円
$25,000
+$7,500
+150万円
+45万円
(約552万円)
7,500円
+2,250円
約650万
【全額消費】

4人家族の場合、SRRVはいずれも総額で+170万円ほど、ASRVは+150万円ほどの追加となりました。

「ASRV(APECO)」は、家族4人分の申請費用が全額消費されてしまうので、費用対効果の面で考えるとこちらも候補から除外せざるを得ないかなと。。。

SRRVの維持費用

最終的に候補に残ったSRRVを家族4人で取得した場合の維持費についても確認したいと思います。

年会費住居費訪問費合計
現地に
住んでいる場合
$360
+$100
(50,600円)
約5万円
現地に
住んでいない場合
$360
+$100
(50,600円)
1万/月
12万/年
家族4人
25万円
42万円

現地に住んでいる場合は、住居費は生活として考えるので、かかる費用は年会費の5万円のみです。

現地に住んでいない場合は、現地の住所を安文献で確保しつつ、年に1回更新手続きで訪問すると想定すると、最低でも年間40万円くらいの維持費が必要になりそうです。

まとめ

今回は「フィリピン永住権ビザ4選」をご紹介させて頂きました。
改めて見直してみるとやはり、条件面・費用面ともにマレーシアのMM2Hが素晴らしすぎるなと感じました。

心よりマレーシアのMM2Hビザの新規申請受付開始を祈りたいと思います。

関連|フィリピン・マニラのプライベートスクール(私立校)6選

関連|家族の海外移住にオススメのビザ3選

タイトルとURLをコピーしました