こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。
海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。
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海外移住するにあたって不安を感じていた医療保険に関して、前回の記事では、ノマド向け医療保険「ノマド保険」と日本の海外移住者がよく利用する医療保険とを比較してみました。
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今回は、実際にノマド向け医療保険を提供するSafetyWing社とその商品について、さらに深堀りしてみたいと思います。
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デジタルノマド向け医療保険を提供するSafetyWing社とは?
SafetyWing社は、ノルウェーを拠点とするインシュアテック(保険×テクノロジー)企業。
AirbnbやDropBoxなどを排出したスタートアップ支援組織「Y Combinator」を2018年に卒業し、現在は世界15,000人以上の顧客に医療保険プランを提供しています。
旅行と医療を組み合わせた保険「ノマド保険」と国際総合健康保険「リモートワーク保険」の2つの保険商品を販売しています。
将来的には、世界的な社会保障を構築し、健康保険、傷害保険、年金(財政補償)などを世界的なメンバーで統合することを目指しています。
SafetyWingの2つの商品の違い
SafetyWingが提供する2つの保険商品「Nomad Insurance(ノマド保険)」「Remote Health(リモートワーク保険)」の違いについて比較してみました。
*短期訪問のための限定的な保険(原則30日間)
**リモートヘルスは月額で料金を支払うことができますが、年間契約が必要です。
***今は治っているが以前かかったことのある病気
Nomad Insurance(ノマド保険)は、旅を伴う母国外での生活において、緊急かつ高額な医療補償をカバーしつつ、旅で発生するトラブルもサポートしています。
一方、Remote Health(リモートワーク保険)は、世界中の国々(175カ国以上)で総合的な健康を補償することを目的に設計されています。
各商品の特徴について詳しく解説します。
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Nomad Insurance(ノマド保険)とは?
ノマド保険は、SafetyWing社が最初に開発したデジタルノマド向け医療保険。
旅行保険と医療保険がパッケージ化され、4週間で40ドル〜とお手頃価格で海外での医療を補償してくれる商品です。
日本でもおなじみ東京海上のグループ会社Tokio Marine HCCをパートナーとして保険を提供しています。
Nomad Insuranceのメリット・デメリット
ノマド保険の特徴は、次の通りです。
◯ 低コスト
◯ 短期プラン(最短5日〜)あり
◯ 旅行関連補償あり
◯ 子供(家族)の補償あり(大人1人あたり10歳未満1人分無料)
× 母国での医療補償は90日ごとに30日間が上限
× コロナウィルス※、がん、既往症の補償なし
※コロナウィルス感染治療については、2020年8月1日以降の加入者については補償対象となりました。
ただし原則として、CDC(米国疾病対策センター)からの警告が発令された場合、旅行医療保険の規定により、警告に関連する疾病や障害は補償対象外となります。
Nomad Insuranceの料金表
ノマド保険は、基本4週間ごとに契約が自動更新される保険です。
4週間毎の保険料は、”年齢”と”アメリカでの医療補償の有無”によって決まり、以下の料金設定となっています。
年齢 | アメリカを除く | アメリカを含む |
生後15日〜9歳 | $0.00* | $0.00* |
10〜39歳 | $56.28 | $104.44 |
40〜49歳 | $92.40 | $171.92 |
50〜59歳 | $145.04 | $282.80 |
60〜69歳 | $196.84 | $386.12 |
*生後15日〜10歳未満の子供については、大人1人あたり1名、1家族につき最大2名まで無料となります。
Nomad Insuranceはこんな人におすすめ
・医療保険のコストを抑えたい人
・比較的健康な人
・移動(旅行)が多い人
・海外滞在期間が未定の人
・10歳未満の子供がいる人
Q&A|SafetyWing Insurance
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Remote Health(リモートワーク保険)とは?
リモートワーク保険は、2020年3月に発表されたばかりのリモートワーカー向けの健康保険。
リモートワーク保険は、個人だけでなく、企業で働くチームスタッフにも医療補償を提供でき、プランをカスタマイズすることで、より充実した医療補償を作ることも可能です。
香港に本社を置くNow Health Internationalをパートナーとして、保険を提供しています。
Remote Healthのメリット・デメリット
リモートワーク保険の特徴は、次の通りです。
◯ 広範囲の補償(コロナウィルス、がん、既往症)
◯ 母国の医療も補償対象
◯ 米国の医療も補償対象
(米国、香港、シンガポールは上限30日間の制限あり)
◯ オプション補償が充実
(歯科医療、免責額排除、外来治療、補償期間制限日数の延長)
× 旅行関連補償はなし
Remote Healthの料金表
リモートワーク保険に関しては、2023年8月現在、月額最低80ドル〜。
国や企業の規模などによって料金が設定されるので、詳細は公式サイトからの見積もりが必要です。
Remote Healthのオプションメニュー
リモートワーク保険は、基本料金の補償に加え、追加料金でオプション補償を加えることが出来ます。
①歯科治療補償の追加
年間上限1,500ドルの歯科治療補償を追加します。
ただし、補償開始前に9ヶ月の累積期間が必要です。
②免責額の排除
基本の補償契約では、毎年250ドルの免責額が設定されています。
このオプションにより、免責額の設定を排除できます。
③アメリカ、香港、シンガポールでの補償期間の延長
基本の補償契約では、上記エリアでの医療補償期間は30日以内です。
このオプションにより、補償期間を6ヶ月に延長できます。
④外来治療補償の追加
入院以外の医療サービス(かかりつけ医師、理学療法など)において、90%の払い戻しを補償。
オプション補償にかかる費用は、組み合わせにより異なります。
Remote Healthはこんな人におすすめ
・コロナウィルス治療補償が必要な人
・がん治療補償が必要な人
・母国の滞在期間が長い人
・オプションで補償を追加したい人
Q&A|SafetyWing Remote Health
まとめ
以上、SafetyWing社についてと、その2つの医療保険「ノマド保険」「リモートワーク保険」の違いについて調べてみました。
現時点では、シンプルに以下の2択で意思決定できると思います。
持病もなく健康的な方 → 「ノマド保険」
健康に不安のある方 → 「リモートワーク保険」
ではまた!
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