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米国株の買い方|Firstrade v.s. 日本の証券会社 おすすめ4社を比較する

米国株の買い方|Firstrade v.s. 日本の証券会社 オススメ4社を比較する Firstrade
この記事は約8分で読めます。

こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。

海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。

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2023年 Firstrade証券が全米7位の高評価!!

僕がFirstrade証券を利用しようと思った最大の動機は、”居住地によらず継続して利用できる証券口座”だからということです。

※1サポート対象地域(2020年5月現在 148の国と地域をサポート)
中国、香港、日本、韓国(南)、マカオ、マレーシア、シンガポール、台湾
インド、イスラエル、メキシコ、ニュージーランド、サウジアラビア、アラブ首長国連邦
https://www.firstrade.com/content/en-us/international

Firstrade証券は、米国内の証券会社と比較しても手数料が安い(無料)というメリットもあり、このブログを見て口座開設にチャレンジして頂ける方も少なくないです。

ただし、もしあなたがこの先、海外に住む気がないのであれば、Firstrade証券の利用はオススメできません。

今回の記事では、改めて日本居住者には日本の証券会社がオススメな理由について、解説したいと思います。

この記事を読めば、Firstrade証券と日本の証券会社を客観的に比較し、どちらの口座を開くべきか判断しやすくなります。

今回の比較対象は、米国株の取り扱いのある次ののネット証券4社です。

① 楽天証券
② SBI証券
③ マネックス証券
④ DMM 株

ちなみに、私自身は、2011年にSBI証券とカブドットコム証券の口座を開設し、現在はSBI証券でiDeCo口座のみ運用中です。その他の証券会社については、あくまで基本スペックをもとにレビューしております。

米国株の買い方|Firstrade v.s. 日本の証券会社 おすすめ4社を比較する

まずは主要なスペックを比較した一覧表は、以下の通り。青字がメリット、赤字がデメリットです。

項目Firstrade証券DMM 株 楽天証券 SBI証券マネックス
証券
手数料為替セルフ片道25銭片道25銭片道25銭買付 0銭
売却25銭
売買(税込)無料無料0.495%0.495%0.495%
 上限手数料(税込)なし$22.00$22.00$22.00
配当金受取通貨ドル建て円建て
(スプレッド-1円)
ドル建てドル建てドル建て
取扱銘柄個別銘柄5,900超2,000超4,800超5,600超5,000超
 ETF3,000超280超400超360超380超
うち手数料無料全銘柄全銘柄9銘柄9銘柄17銘柄
サービスNISA口座×
サービス特定口座×
サービス対象居住地28カ国日本のみ日本のみ日本のみ日本のみ

※1 別途「TransferWise & ACH送金」を利用した場合【為替相場次第】(こちらの記事を参照下さい)

米国株の買い方|Firstrade証券 はオススメできる?

正直な所、日本居住者(海外移住を検討していない)方に、Firstrade証券は以下の3つの理由でオススメできません。

オススメできない3つの理由

① 為替手数料が高い
② 税制面で不利 (NISA口座・特定口座)
英語でのやり取り

為替手数料が高い

海外送金にかかる手数料はWise(ワイズ)を利用することで、安く抑えることが出来ますが、それでもネット証券口座に紐付いた為替手数料と比較してしまうと2.5〜3倍高いです。

Firstrade証券の売買手数料が無料とは言え、為替 + 売買のトータルのコストで考えると、日本のネット証券とほぼ同等の手数料になってしまいます。

税制面で不利(NISA口座・特定口座)

米国株投資で発生した利益は日本円換算で申告する必要があり、確定申告では、かなりややこしい計算をする必要があります。

日本のネット証券口座であれば、NISA口座(非課税)・特定口座(源泉徴収)に対応しているので、確定申告の手間を省くことが出来ます。

特に、配当金に関しては、米国(10%)・日本(20%)の二重課税を避けるため、NISA口座を利用するのがベターです。

また、NISA枠の上限を超えた場合でも、特定口座を利用すれば、確定申告は基本的に不要です。

二重課税分を還元するためには、確定申告が必要になりますが、日本円での計算となるため、為替レートの計算まではいりません。

追記|Firstradeの具体的な確定申告方法

具体的な確定申告作業を画像つきで解説してみました。これくらいならできそうだという方はFirstradeを検討してみても良いかもしれません。

関連記事
>> Firstrade(海外証券口座)の配当金を確定申告する方法|外国税控除で二重課税を還付

英語でのやりとり

アメリカの証券会社ですので、言わずもがな全ては英語でのやり取りとなります。

口座開設や通常の取引では、ある程度文書を翻訳しながらでも対応可能ですが、なにかトラブルが合った際には、英語でのメールや電話が必要になります。

大事な資産を預けることになるので、英語力も備えておく必要があります。

僕は、今の所英語でコミュニケーションを取る自体には至っていませんが、移住で必要なので英語の勉強は頑張っております。

Firstrade証券で米国株を買うなら?オススメの使い方

日本居住者がFirstradeを使う場合の一番のメリットは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、ナスダック(NASDAQ)に上場するすべての銘柄(個別株・ETF・ADRなどの7,600銘柄)を取引できるという事。

現状、日本のネット証券会社でも、個別銘柄で約6割、ETFで2割弱とメジャーな銘柄は十分カバーしています。

それでも、日本で取り扱いのないマイナーな有望株を発見し、キャピタルゲイン(値上がり収益)を狙いたい場合は、Firstradeの口座開設を検討するのが良いと思います。

米国株の買い方|日本のネット証券をおすすめする理由

日本居住者にFirstrade証券をオススメしない理由と重複となりますが、日本の証券会社をおすすめする理由は以下の3点です。

  1. トータルコスト(為替+売買)は同等
  2. NISA口座・特定口座が利用可能
  3. 日本語でやり取りできる

日本のネット証券会社に共通するメリットは、Firstradeのデメリットの裏返しとなりますので割愛させて頂きますが、各証券会社の特徴について少し深堀りして見たいと思います。

DMM 株 で米国株を買うなら?オススメの使い方

DMM 株ならではの特徴は以下の通り。

メリット |トータル売買手数料が最安(売買手数料が完全無料)
デメリット|取扱銘柄数が少なめ
      配当金の受け取りが円建て

僕ならば「メジャー株 × 無配当株」という組み合わせで「DMM 株」を利用します。

まだ取扱銘柄が少ないのは今後改善の余地があるとして、「配当金の受け取りが円建て」という謎仕様は何なんでしょう…。

逆手に取れば、AppleやAmazonなど、グロース狙いの無配当株の購入には、コストが最安の「DMM 株」が最適です。

取引手数料無料【DMM 株】縛り|分散ポートフォリオ

最小予算9.5万円で組める米国ETFの分散ポートフォリオを考えてみました。

楽天証券で米国株を買うなら?オススメの使い方

楽天証券 ならではの特徴は以下の通り。

メリット |”買付”手数料無料海外ETF(9銘柄)

以下、9銘柄米国ETFの買付手数料が無料です。
該当銘柄を定期的に積み立てるのであれば、楽天証券でも良いかもしれません。
特に、最近絶好調の金ETF「GLDM」が手数料無料で買付できるのは嬉しいですね。

VTバンガード®・トータル・ワールド・ストックETF
VOOバンガード・S&P 500 ETF
VTIバンガード・トータル・ストック・マーケットETF
SPYSPDR S&P 500 ETF
RWRSPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF
GLDMSPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
GDATGS データイノベーションETF
GDNAGS ヘルスケアイノベーションETF
GFINGS 金融イノベーションETF
楽天証券|買付手数料無料 海外ETF

SBI証券で米国株を買うなら?オススメの使い方

SBI証券の特徴は、楽天証券同様9銘柄の買付手数料無料です。

メリット |”買付”手数料無料海外ETF(9銘柄)

楽天証券と同じ銘柄が4つ。残り5つは異なるETFですが、特徴的なのはインド株のETF「EPI」で、インド株投資に興味がある方には嬉しいかもしれません。

VTバンガード®・トータル・ワールド・ストックETF
VOOバンガード・S&P 500 ETF
VTIバンガード・トータル・ストック・マーケットETF
SPYSPDR S&P 500 ETF
IVViシェアーズ S&P 500 ETF
EPIウィズダムツリー インド株収益ファンド
DHSウィズダムツリー米国株高配当ファンド
DLNウィズダムツリー米国大型株配当ファンド
DGRWウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長
SBI証券|買付手数料無料 海外ETF

まとめ

以上「Firstrade v.s. 日本の証券会社 オススメ4社を比較」してみました。

最近では、日本の証券会社でも米国株の取り扱いが増えており、羨ましい限りです。

海外移住の予定がなく米国株の購入をお考えの方は、まずは以下の3社の中からご検討頂ければと思います。

低コストでグロース狙い → DMM 株
メジャーETFの定期買付 → 楽天証券 SBI証券

そして、以下のような方には、米国証券会社でも数少ない海外の口座開設に対応しているFirstrade証券がおすすめです!

★海外移住の予定がある
★米国市場の株式/ETF(7,000銘柄以上)を網羅した取引をしたい
★ドル建て口座の分散投資でリスクを減らしたい

関連|米国ネット証券会社「Firstrade」口座開設の手順

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