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グリーンカード取得の代替ルート:抽選以外の5つの方法

グリーンカード取得の代替ルート:抽選以外の5つの方法 ビザ
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こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。

海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。

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前回の記事では、米国での永住権(グリーンカード)を獲得する方法として「多様性ビザ(グリーンカード)抽選プログラム」について解説しました。

抽選方式では、世界平均で約3.7%に対し1.5%という日本人へのビザ発給が有利な状況を活かし、毎年もれなく応募することで長期戦略としてビザの獲得を目指すというものでした。

しかし、いわゆるグリーンカードを取得する方法は「抽選」だけではありません。

それぞれの方法には独自の要件や手続きがありますが、すでに恵まれた才能や資産がある方にとっては、より着実にビザを取得することもできます。

本記事では、グリーンカード取得のための「5つの代替ルート」について解説します。

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就労ビザからの転換

就労ビザからの転換

アメリカでの就労経験を積んだ方にとっては、即効性のある選択肢です。

この方法では、まず一時的な就労ビザでアメリカに滞在し、その後永住権に転換するプロセスを踏みます。

EB-2ビザ(高度専門職)

EB-2ビザは、高度な学位特殊な能力を持つ専門家を対象としています。
このカテゴリーは主に以下の人々を対象としています:

  • 高度な学位(修士号以上)を持つ専門家
  • 特殊能力を持つ個人(該当分野で少なくとも10年の経験が必要)

申請条件:

  • 専門職に就くために必要なライセンスを保有
  • 能力に準ずる収入を得ている証明
  • 専門職の業界団体や協会への所属や認知 など

メリット:
比較的短い待ち時間と、高度な技能を持つ専門家向けの優遇措置です。

デメリット:
厳格な資格要件と、雇用主のサポートが必要なことが挙げられます。

EB-3ビザ(熟練労働者、専門職、非熟練労働者)

EB-3ビザは、幅広い職種の労働者に門戸を開いています。
このカテゴリーは以下の3つのサブカテゴリーに分かれています:

  1. 熟練労働者2年以上の訓練や経験が必要)
  2. 専門職学士号が必要)
  3. 非熟練労働者2年未満の訓練や経験が必要)

申請条件:

  1. 熟練労働者:米国内に的確な労働者がいない業務を遂行すること
  2. 専門職:学士号が要件の職につくこと
  3. 非熟練労働者:臨時的、季節的な業務でないこと

メリット:
より広範な職種や技能レベルに適用できることです。

デメリット:
EB-2と比べて待ち時間が長くなる可能性があることや、非熟練労働者カテゴリーでの競争が激しいことが挙げられます。

投資によるグリーンカード取得

投資によるグリーンカード取得

一定額の投資を通じてグリーンカードを取得する方法は、経済的な余裕がある人にとって魅力的な選択肢です。この方法は、アメリカ経済への貢献を通じて永住権を得る機会を提供します。

EB-5投資家ビザプログラム

EB-5プログラムは、アメリカ経済への投資を通じて永住権を得る機会を提供します。このプログラムの主な目的は、外国からの投資を促進し、アメリカ国内の雇用創出を支援することです。

プログラムの概要:

  • 必要投資額:80〜105万ドル(投資地域によって異なる)
  • 10人以上の常勤雇用を創出する必要がある
  • 投資は「リスクのある」事業に行う必要がある

投資条件

投資額や投資先の選定など、EB-5ビザの具体的な条件を解説します。

  • 標準投資額: $1,050,000
  • 特定雇用地域(TEA)への投資: $800,000
    ※TEAは高失業率地域や農村地域を指す
  • 投資は新規事業の設立か、既存事業の拡大・再生に使用する必要がある
  • 投資資金の合法的な出所を証明する必要がある

メリット:
比較的迅速にグリーンカードを取得できることと、家族全員(配偶者と21歳未満の子供)が同時に永住権を得られることです。

デメリット:
高額な投資が必要なことと、投資にはリスクが伴うことが挙げられます。

家族呼び寄せによる取得

家族呼び寄せによるビザ取得

既にアメリカ市民権や永住権を持つ家族がいる場合、家族呼び寄せの制度を利用してグリーンカードを取得できる可能性があります。この方法は、家族の絆を重視するアメリカの移民政策の一環として設けられています。

直系親族の呼び寄せ

配偶者や未成年の子供など、直系親族の呼び寄せ手続きについて説明します。

対象となる直系親族:

優先度アメリカ市民グリーンカード保持者
1未婚の子供(21歳以上)
2A配偶者, 未婚の子供(21歳未満)配偶者, 未婚の子供(21歳未満)
2B未婚の子供(21歳以上)
3既婚の子供
4兄弟姉妹

申請条件:

  • 呼び寄せる家族を経済的に支援できることを証明する
    ※連邦貧困ガイドラインの125%以上の収入

メリット:
家族との再会を果たせることと、比較的安定した永住権取得ルートであることです。

デメリット:
一部のカテゴリーでの長い待ち時間と、呼び寄せる側の家族に一定の経済力が求められることが挙げられます。

難民・亡命申請

難民・亡命申請

人道的な理由でアメリカに滞在する人々のためのグリーンカード取得ルートについて解説します。このルートは、母国での迫害危険から逃れてきた人々を保護することを目的としています。

難民:

  • アメリカ国外にいる場合に申請可能
  • 迫害を受ける恐れがあることを証明する必要があります(人種、宗教、国籍、特定の社会集団の一員であること、または政治的意見に基づく迫害)

亡命者:

  • アメリカ国内にいる場合に申請可能 (亡命後1年以内)
  • 難民と同様に、迫害を受ける恐れがあることを証明する必要があります。

メリット:
入国後比較的短期間(1年後)で申請できることと、申請料が免除されることです。

デメリット:
認定を受けるプロセスそのものが厳格で時間がかかる可能性があることが挙げられます。

特殊技能者向けビザ

特殊技能者向けビザ - EB-1ビザ(優先労働者)

特殊な技能や才能を持つ人々のためのグリーンカード取得ルートについて詳しく説明します。このカテゴリーは、卓越した能力を持つ個人や、アメリカの国益に大きく貢献できる人材を対象としています。

EB-1ビザ(優先労働者)

科学者、芸術家、スポーツ選手などの卓越した能力を持つ人々向けのビザについて解説します。

EB-1ビザの3つのサブカテゴリー:

  1. EB-1A: 卓越した能力を持つ個人
    – 科学、芸術、教育、ビジネス、スポーツ分野での国際的な認知度
    – 10の評価基準のうち、少なくとも3つを満たす必要がある
  2. EB-1B: 傑出した研究者や教授
    – 少なくとも3年の経験を持つ国際的に認められた研究者や教授
    – 特定の研究分野での顕著な業績
  3. EB-1C: 多国籍企業の管理職や幹部
    – 海外の関連会社で少なくとも1年間管理職または幹部として勤務
    – アメリカの関連会社で同様の役職に就く予定

メリット:
労働証明書が不要なことと、優先的に処理されることです。これにより、他のカテゴリーと比べて待ち時間が短くなる可能性があります。

デメリット:
非常に高い基準を満たす必要があることが挙げられます。

O-1ビザからの転換

非移民ビザであるO-1ビザから永住権への転換プロセスを説明します。

O-1ビザの概要:

  • 科学、芸術、教育、ビジネス、スポーツ分野で卓越した能力を持つ個人向け
  • 最長3年間の滞在が可能で、1年ごとに更新可能

メリット:
既にアメリカで働いている間に永住権申請ができることです。また、O-1ビザの取得自体が、EB-1Aカテゴリーの資格を満たす強い証拠となります。

デメリット:
O-1ビザの取得自体が難しいことと、永住権申請の際にも高い基準を満たす必要があることです。

結論:最適なルートの選択

本記事では、グリーンカード取得のための「5つの代替ルート」について解説しました。

グリーンカード取得の道のりは、個人の背景、技能、家族状況、経済的能力によって大きく異なります。以下の点を考慮して、最適なルートを選択することが重要です:

  1. 現在の状況:
    既にアメリカに滞在しているか、海外からの申請かを考慮します。
  2. 職業と技能:
    度な専門性や特殊技能を持っている場合、就労ビザEB-1ビザが適している可能性があります。
  3. 家族関係:
    アメリカ市民や永住権保持者の近親者である場合、家族呼び寄せが最適な選択肢かもしれません。
  4. 経済的能力:
     100万ドル(約1.5億円)の投資を検討できる資金力がある場合、EB-5プログラムは魅力的な選択肢となります。
  5. 緊急性:
    難民亡命申請者の場合、人道的配慮に基づく迅速な処理が可能な場合があります。
  6. 長期的な目標:
    アメリカでの永住を真剣に考えている場合、長期的な視点で最適なルートを選択することが重要です。

最終的に、個々の状況を慎重に評価し、必要に応じて移民弁護士や専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。グリーンカード取得は複雑なプロセスですが、適切な準備と戦略によって、アメリカでの新しい人生を始めるチャンスを掴むことができるでしょう。

残念ながら、特別な才能や多額の資金がない場合でも、「多様性ビザ(グリーンカード)抽選プログラム」を活用すれば、英語力なしでもビザ獲得にチャレンジすることができます!

ご自身にあった方法で、アメリカン・ドリームにチャレンジしてみてください。

ではまた!

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よくある質問 – FAQs

グリーンカード取得にかかる平均的な期間はどのくらいですか?

A: 取得ルートによって大きく異なります。

家族呼び寄せの場合、直系親族で6ヶ月から1年、その他の親族で数年から5年以上かかることもあります。就労ビザベースの場合、通常1年から3年程度です。EB-5投資ビザは比較的早く、約2年程度で取得できる場合が多いです。

グリーンカード取得後、市民権申請までどのくらい待つ必要がありますか?

A: 通常、グリーンカード取得後5年間の継続的な居住が必要です。

ただし、アメリカ市民との結婚に基づいてグリーンカードを取得した場合は3年に短縮されます。

グリーンカード申請中に海外旅行はできますか?

A: 申請中の海外旅行は可能ですが、長期の滞在は申請に悪影響を与える可能性があります。

短期の旅行の場合は問題ありませんが、6ヶ月以上の滞在は永住の意思に疑問を投げかける可能性があるため注意が必要です。

グリーンカード取得のチャンスを高めるためにできることはありますか?

A: 以下の点に注意することでチャンスを高められる可能性があります:

  • 申請書類を正確かつ完全に記入する
  • 必要な証拠書類をすべて提出する
  • 英語力を向上させる
  • アメリカでの就労経験や学歴を積む
  • コミュニティ活動やボランティア活動に参加する

グリーンカード申請が拒否された場合、再申請は可能ですか?

A: はい、再申請は可能です。

ただし、拒否の理由を十分に理解し、その問題点を改善してから再申請することが重要です。場合によっては、別のカテゴリーでの申請を検討することも有効な戦略となります。

ビザの種類によってグリーンカード取得後の権利に違いはありますか?

A: 基本的に、グリーンカード保持者の権利は取得ルートに関わらず同じです。

ただし、条件付き永住権(例:結婚ビザや投資ビザの一部)の場合、2年後に条件解除の申請が必要となります。

グリーンカード取得のために弁護士を雇う必要はありますか?

A: 必須ではありませんが、複雑な場合は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。弁護士は法的な問題を回避し、申請プロセスをスムーズに進める手助けをしてくれます。


これらの質問と回答が、グリーンカード取得を目指す方々の疑問解消の一助となれば幸いです。移民法は複雑で頻繁に変更されるため、最新の情報を常に確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。

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