こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。
マレーシア移住直後は海外生活になれるので必死でしたが、その後の1年間では、マレーシア国内(5箇所)のほかに、インドネシア(2都市)へ旅行することができました。
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前回のエアアジア紹介記事で少し触れましたが、円安効果で日本行きのチケットが高騰しており、年末は里帰りを諦めて、インドネシア旅行を決行しました。
それもこれも、エアアジアの格安チケットのお陰様です。(4人家族で往復8万円!!)
今回の記事では、クアラルンプールからのインドネシア観光旅行の前編として「ジョグジャカルタ」2泊3日の旅をご紹介したいと思います。
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インドネシア観光マップ
今回は、クアラルンプールを出発し、ジョグジャカルタ→ジャカルタを各2泊3日で巡る4泊5日の旅でした。
ジョグジャカルタ国際空港の直行便は、クアラルンプールとシンガポールの2都市のみ就航中とのこと。
直行便を利用することで、インドネシアを効率的に巡ることができました。
続いて、各都市の地図で詳細をご確認下さい。
前編|ジョグジャカルタ
ジョグジャカルタはインドネシアの文化的中心地で、世界遺産「ボロブドゥール寺院」や「プランバナン寺院群」などの古代遺跡が有名です。
伝統的なバティックや舞踊、手工芸品が豊富で、観光客に人気の地区で、2023年6月には、天皇陛下も訪れた由緒正しきインドネシアの古都です。
後編|ジャカルタ
ジャカルタはインドネシアの首都で、近代的なスカイスクレーパーと伝統的な市場が混在する活気ある都市です。
独立記念の塔「モナス」や東南アジア最大のモスク「イスティクラルモスク」などの象徴的なランドマークや、多様なショッピングや飲食のオプションが魅力です。
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ジョグジャカルタ4人家族旅行【2泊3日】
我が家のジョグジャカルタ2泊3日の旅では、次の7スポットを楽しみました。
ジョグジャカルタの観光プラン
- 🗼観光15:30 マリオボロ通り
- 🍷夕食18:00 バレラオス(王宮料理)
- 🏨宿泊20:00 コッタ GO ホテル
- 🗼観光8:00 ボロブドゥール寺院
- 🥪昼食12:00 きのこ料理ジェジャムラン
- 🗼観光14:00 プランバナン寺院群
- 💃観劇18:00 ディナー&ラーマーヤナ舞踏
ジョグジャカルタの旅費【家族4人分】
ジョグジャカルタ2泊3日日、現地で純粋にかかった4人家族の旅費の概算は、次の通りです。
合計額 | 1人あたり | 内訳 | |
観光ビザ | 19,000円 | 4,750円 | 空港到着時に現地購入 |
食費 | 24,000円 | 8,000円 | 空港(朝食&昼食)、王宮料理 キノコ料理、観劇ブッフェ カフェ等 × 5回 |
観光 | 36,000円 | 9,000円 | 寺院×2、観劇、お土産代 |
交通 | 10,000円 | 2,500円 | 電車(空港-駅) Grab(5回&10時間貸切) |
宿泊 | 24,000円 | 6,000円 | Kotta GO(朝食付)2部屋2泊 |
合計 | 113,000円 | 28,250円 |
これとは別に、往復の飛行機代が必要となります。
クアラルンプール – ジョグジャカルタ 航空券
クアラルンプールからのジョグジャカルタの直行便は、1−3月が最安時期でエアアジアで片道7千円弱の便もチラホラあります。
ジャカルタ行きはさらに安く、片道5千円台の便もありました。
クアラルンプールからは、2時間ほどの旅なので、国内旅行のような感覚で、インドネシアに遊びに行くことができます。
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インドネシア観光にはビザが必須!!
ビザなしで入国できる国が世界トップレベルの日本のパスポートですが、パンデミックの影響で幾つかの国のビザ免除措置が一時停止となっています。その1つがインドネシアです。
最悪、到着後に空港でビザを取得することもできますが、行列を避けたい場合や、万が一の入国拒否のリスクに備えたい人は、事前にeVoa(電子到着ビザ)を取得しておくことをおすすめします。
電子到着ビザの取得方法は、大きく次の3種類あります。
方法 | 特徴 | 費用 |
---|---|---|
政府公式ウェブサイト (molina.imigrasi.go.id) | ◎ 最も安い ❌ サイトが使いにくい | $35 |
ビザ代理店 | ◎ 手厚いサポートを受けられる ❌ 手数料がかなり高い ❌ 手間や時間がかかる | $35 +++手数料 |
オンラインサービス (iVisa など) | ◎ インターフェースが使いやすい ❌ 手数料が追加される | $35 +手数料 |
費用を抑えたい方は、政府公式サイト一択ですが、申請処理が完了しないという声も多く、かなり使いにくいようです。多少の手数料を支払う余裕あれば、日本語表記に対応した承認率の高いオンラインサービスのご利用をおすすめします。
交通拠点
まずはじめに、ジョグジャカルタの交通拠点を抑えておきましょう。
ジョグジャカルタ国際空港(YIA)
ジョグジャカルタ国際空港(YIA)は、伝統的なジャワ文化の要素を取り入れたモダンな施設です。
国際空港といいつつも、国際線の発着はクアラルンプールとシンガポールのみ。
到着ゲートでは、現地SIMの売込みで歓迎してくれるので、SIMフリーの端末さえあれば、ネット回線に困ることはなさそうです。
ちなみにボクは、移住視察時に余ったアジア周遊SIMカードを利用。ママゾンは、MAXISのローミングプランをRM20(約600円)でサクッとネット接続していました。
空港から市内への移動
ジョグジャカルタYIA空港から市内への移動手段は、主に以下の3つです。
交通手段 | 費用(目安) | 時間 | 便利さ |
---|---|---|---|
バス (Damri) | 1人 200円 | 90分 | 中 (高頻度) |
電車 (KA) | 1人 500円 | 40分 | 低 (要予約) |
Grab/Gojek (タクシー) | 4人まで 3,000円 | 90分 | 高 (随時) |
インドネシア全般で、渋滞が頻発するため、車での移動には想定よりも時間がかかってしまう場合が多いです。
電車は席があいていれば当日券でも乗ることができますが、満席になることも多く、1時間に1本の頻度なので、予約は必須です!
ジョグジャカルタ駅
ジョグジャカルタ駅は、植民地時代の建築が特徴的で、市内の観光地へのアクセスが便利です。
空港のように出発と到着のエリアが分かれており、電車到着後はサラッと外に追い出されます。
逆に、出発口から駅に入ると、これでもか!というくらい駅構内に飲食店やお土産屋さんがたくさん並んでいます。
駅の外にも食事スタンドが豊富にあり、ジャワのローカルフードを楽しむことができます。
駅前の狭い歩道にはゴザを引いて食事をする青空レストランが!しかしながら、決して貧しそうには見えないにこやかな家族たちが食事を楽しんでいて微笑ましいです。
ジョグジャカルタ観光/食事/宿泊 7選
続きまして、我が家の立ち寄りスポット7箇所をご紹介します。
観光|マリオボロ通り
マリオボロ通りは、伝統工芸品やストリートフードが楽しめる活気ある通りです。
ストリートミュージシャンやアーティストが通りの雰囲気を盛り上げており、週末や夜間は混雑することがあります。
馬車やベチャ(カート付きバイク)がずらりと並び、準備万端のドライバーたちが、昼寝をしながら英気を養っています。
乗車には事前交渉が必須ですが、英語は通じにくいので気合で交渉してください!我が家は7-8分ほどの移動に1台300円を支払いました。
歩道においた七輪で焼く焼き鳥屋から、歴史を感じるおしゃれなカフェまで、どんな店でも激安なのがインドネシアの最大の魅力!
マリオボロ通りに行く際は、必ずお腹をすかせておいてください!
夕食|バレラオス – スルタンの料理
バレラオスでは、王室のジャワ料理を味わうことができます。
しかもなんと!4人家族でたっぷりと食べても4,000円未満と、コストパフォーマンスも抜群で、ラム肉のステーキは12万ルピア(約1,100円)で食べられる絶品でした!
乾杯で飲んだBeer Djawa(約250円)は、王様が愛飲したノンアルコール飲料。ショウガやレモングラスなどスパイス感のある甘みのあるジュースでした。
平日は予約なしでも入れて、王様気分を味わえる MustTry! なレストランです!
宿泊|Kotta GO ホテル
おしゃれなカフェが併設されているコッタ GO ホテル。6時-22時まで美味しいドリンクを楽しむことができます!
我が家は街の雰囲気を見るために徒歩で現地に向かい、超絶ローカルな裏道を経由して20分ほどでホテルに到着しました。
駅前にも便利なホテルが沢山あるのですが、少し離れた立地にしたのはシンプルにインドネシアはホテル代が高いから!
節約しつつ、高品質を求めるならKotta GOは、ジョグジャカルタ観光の良い拠点になるはずです!
>> Kotta GO ホテル の空室を見る観光|ボロブドゥール寺院
インドネシアのジャワ島中部にあるボロブドゥール寺院は、世界最大級の仏教遺跡として世界遺産も選ばれています。
8世〜9世紀にかけて建造された寺院は、自然の丘に土を盛り、約5.5万個の安山岩ブロックを積み上げて造られています。
全高は約35mで内部空間を持たず、ピラミッドの壇には、合計504体の仏像が安置されています。
ボロブドゥール寺院は、東南アジアの仏教文化を代表する遺跡であり、我が家が訪問した日には、タイからの修行僧が徒歩で寺院を訪れていました。
入場料は、大人約3,400円、子供約2,000円。寺院内を歩ける追加チケット(約800円)は、現地のカウンターでの購入になります。
我が家は寺院には登らず博物館をじっくり見る感じの滞在で、1.5時間ほど訪問しました。
ボロブドゥール寺院の世界遺産っぷりにも大満足だったのですが、それ以上に衝撃的だったのが、Instagramの最後の写真「お土産迷宮」です。
博物館を見学し、運転手さんに「これから帰るよ!」とメッセージを送信したものの、出口から延々と続くお土産屋さん… 狭い路地にぎゅうぎゅうにひしめき合うお土産屋さんや海の家的な飲食店が15分間は続きます。
心の準備ができていなかったので、買い物を楽しむ余裕がありませんでしたが、これだけの物量があると知っていれば掘り出し物をゲットできていたかもしれません。
昼食|ジェジャムラン(Jejamuran)
ジェジャムランでは、様々なマッシュルーム料理を楽しむことができるきのこ専門店。
湿度を保つために蒸気が立ち込める店の入口では、大量の原木からきのこがニョキニョキと生えています。
下調べなしで言ったのですが、メニューがマレー語で写真もほぼないため、グーグル画像翻訳でなんとなく注文しました。
きのこのルンダン(世界一美味しい煮込み料理)やえのき茸入ジュースなど、初体験の連続を楽しむことができました。地元の人たちも人気のレストランで、味も美味しゅうございます!
お腹いっぱい食べましたが、飲み物含めて全部で2,000円ほどでした。とにかく食費が安すぎる…。
事前に公式Instagram(@jejamuran.id)などでメニューを確認してから訪問しましょう!
観光|プランバナン寺院群
プランバナン寺院群は、9世紀に建てられたヒンドゥー教寺院群です。
中心となるロロ・ジョングラン寺院は、高さ約47mのシヴァ神殿を中心に、ブラフマ神殿、ヴィシュヌ神殿が配されています。
また、シヴァあ神殿の外壁には、古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』物語を題材にした精緻なレリーフが施されており、東側から時計回りに回ることで物語を辿ることができます。
プランバナン寺院群は、イスラム教の流入により荒廃しましたが、1966年に再発見され、その後の修復により、現在では当時の姿をほぼ取り戻し、1991年に世界遺産に指定されています。
プランバナン寺院群は、インドネシアの古代文化を代表する遺跡であり、その壮麗な姿は、世界中の人々を魅了し続けています。
こちらも入場料は、大人約3,400円、子供約2,000円となっています。
観光|ラーマーヤナ舞踊(プラウィサタ劇場)
ラーマーヤナ舞踊は、インドの叙事詩『ラーマーヤナ』を題材としたジャワ舞踊です。
ラーマーヤナは、ラーマ王子が妻のシンタを誘拐したラーワナ王から救出する旅を描いた物語です。
舞踊は、物語の筋書きに沿って展開され、華やかな衣装を身にまとったダンサーたちがしなやかな動きと表情で、登場人物の感情を表現します。
プランバナン寺院群そばのトリムルティ劇場と市街地から近いプラウィサタ劇場で曜日を分けて上演されています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
トリム | – | ◎ | – | ◎ | – | ◎ |
プラウ | ◎ | – | ◎ | – | ◎ | ◎ |
我が家は水曜日の訪問だったので、プラウィサタ劇場で観劇。
外国人向けの公演チケットは、2,700円ですが、施設内のバイキングディナー付き4,000円がオススメ!
ローカルフードの食べ放題が楽しめるだけでなく、市内の渋滞による遅刻を防ぐ保険にもなります(^^)
ジョグジャカルタ観光の交通手段は?
ボロブドゥール寺院(北西)とプランバナン寺院群(西)は、ジョグジャカルタの中心部から東西にそれぞれ車で1時間程度の距離(渋滞考慮)にあります。
バスでの移動も可能ですが、乗り継ぎなどが必要になるため、はじめて観光で来る場合は、タクシーのチャーターが現実的な手段となります。
日本からの観光の場合は、事前にKlookなどを利用して、10時間6,000円程度で、前日まで予約可能です。
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裏技✨Grabの貸切プラン
マレーシアからインドネシアに移動すると、Grabの画面もインドネシア版に切り替わります。
当然、通貨がリンギットからルピア変わりますし「GrabBike」や「GrabCar Rental」というメニューが増えています。
この「GrabCar Rental」を利用すると、4時間から12時間までGrabの車を貸し切りできます。
我が家も前日までKlookでのチャーターを予定していたのですが、現地でこのメニューを発見してチャレンジ欲求が抑えられず、当日の朝に「GrabCar Rental」の10時間プラン(約5,100円)を発動!
どれだけ待つのかと不安でしたが、1〜2分ですぐにドライバーが見つかりました。
乗車してみると、Grab歴10年で日本語も少ししゃべれるというレアなドライバーさんが担当で快適な旅を楽しむことができました。
インドネシアのGrabは渋滞が多いせいなのか、運転が荒い(イライラしている)運転手さんが多い印象でしたが、この運転手さんは紳士な運転で僕も珍しく車中で爆睡してしまいました。
ガチャ要素が強いですが、海外で冒険してみたい方は、選択肢の一つにどうぞ!
圧倒的な世界遺産が1日で2つも満喫できる!
今回の記事では、クアラルンプールからのインドネシア観光旅行の前編として「ジョグジャカルタ」2泊3日の旅をご紹介しました。
マレーシアの生活に慣れてしまうと海外にいる感覚はほぼないのですが、ジョグジャカルタはアジアの異世界感がまだまだ残っており、とても懐かしい感覚でした。
せっかくクアラルンプールからの直行便があるのなら!という理由で、先にジョグジャカルタを訪問したのですが、この順番が旅行の体験としては功を奏したなと感じます。
クアラルンプール在住でインドネシア訪問を検討中の方は、ぜひジョグジャカルタ直行便(KUL-YIA)もご検討ください!
ではまた、次回!
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スカイスキャナーは直感的に使うことができますが、応用的な検索も合わせて活用することでより、自分のニーズに合った航空券を探すことができます。
詳しくは、別記事にまとめましたので、興味ある方は合わせてどうぞ!
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よくある質問 – FAQs
Q: ジョグジャカルタでの移動手段は?
A: Grabも利用可能ですが、現地ではGojekのロゴが入った車やバイクをよく目にしました。インドネシア発のアプリということで、現地の人の間では、Gojekのほうが主流のようです。
Gojek
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Q: マリオボロ通りでのおすすめの活動は?
A: 地元の工芸品のショッピングや、ストリートフードの試食がオススメです。路地裏にも色々な店が広がっているので、十分な時間を確保して探索してみると意外な出会いがあるかもしれません。
Q: ボロブドゥール寺院の見どころは?
A: 壮大な仏教遺跡として知られており、日の出の景色が特に美しいそうです。ただ美しいだけでなく、朝方のほうがシンプルに涼しい(昼間は暑い…)という機能性の面でも優れているそうです。
Q: プランバナン寺院群の見学にかかる時間は?
A: 我が家は14時頃に到着し、博物館なども含めて1.5時間ほど楽しむことができました。帰り道のお土産ストリートをじっくり見たい場合は、更に30分ほど時間を確保したほうが良いかもしれません。